一点雲なく、空澄み渡りのピーカンで・・・・今日も暑くなりそうです。
高速鉄道事故で収束を誤って以来、大使の中国を見る目はきついのです。
(共産党官僚が、内陸の貧乏農民と少数民族に対するきつい仕打ちを改めるなら、大使の中国観は変わるとは思うのですが)
過って大使が在職中には工事契約仕様書に、採用できない中国素材メーカの指定があったのです。
つまり、チャイナリスクを先取りして、チャイナフリーだったわけですね。
ということで、毎度のチャイナリスク報道を取り上げます・・・・
「日本企業は中国企業の模倣能力の高さや知的財産権に対する意識の低さを心配している」とも分析。もしもハイエンド製造を中国へ移転するならば、製造技術が流出する可能性があることも日本企業が中国進出を避ける理由とのことです・・・・ナルホド。
8/7日本企業が「世界の工場」である中国への工場移転を避ける理由より
東日本大震災後、日本企業による海外でのM&A(合併と買収)のペースは加速している。海外でのM&Aに投下された資金は、2011年上半期だけでも過去最高の3兆円にのぼり、とくにハイエンド製造業の海外移転の傾向が見られる。しかし、日本企業の海外移転先の分布を見ると、ハイエンド製造業は中国を避けて移転していることが分かる。中国メディアの国際商報は5日、「日本企業が世界の工場である中国を避ける理由」を取り上げた。
パナソニックは5月、台湾に新たに携帯電話の生産工場を設立することを発表した。また、ルネサステクノロジーも自動車専用の半導体生産工場をシンガポールへ移転することを協議中だ。キャノンと日立も台湾へ、ニコンはマレーシアへ、それぞれ基幹部分に関係する工場の海外移転を検討している。記事は「なぜ日本企業はハイエンド製品の製造を中国へ移転することを避けるのか」と問いかけた。
記事は筑波大学産業社会学の蔡博士の言葉を引用し、「それは今回の移転の主体となっているのが、日本が掌握している世界ハイエンド製品の製造に関係しているからだ」と指摘。「これまでのような高エネルギー高汚染のローエンド産業ならば、人的コストのかからない中国や東南アジアなどの地域に移転することに意味があったが、現在のハイエンド産業に関する移転にコストは無関係」と述べる。
さらに日本は「ハイエンド製品に中国産というラベルが貼られることを避けたがっている」と論じる一方で、「日本は中国が最大の海外市場であることを理解しているので、移転先は中国の周辺地域になっている」と述べた。
また記事は、「日本企業は中国企業の模倣能力の高さや知的財産権に対する意識の低さを心配している」とも分析。もしもハイエンド製造を中国へ移転するならば、製造技術が流出する可能性があることも日本企業が中国進出を避ける理由の1つと論じ、「中国は日本の主な投資先ではあるが、日本は1つの国に多額の投資を行なうことの危険性に気付き、それゆえ“中国+1”、つまり中国以外の投資先を探している」と指摘した。
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