大型連休にそなえて大学図書館で借りた「テリー・ギリアム映像大全」という本ですが・・・・
ええでぇ♪
【テリー・ギリアム映像大全】

ボブ・マッケイブ著、河出書房新社、1999年刊
<「BOOK」データベースより>
「モンティ・パイソン」から「未来世紀ブラジル」「12モンキーズ」、そして最新作まで、テリー・ギリアムのすべて。ギリアムの全面協力により、詳細な「初公開資料プラスロングインタビュー」を満載。
<大使寸評>
アカデミー賞に相手にされないギリアム監督ではあるが・・・・・
ぶっ飛んだお話や、玄人はだしの絵コンテがええでぇ♪
「映画を作ること自体がファンにとっては事件。妙なタイミングで、妙な映画を作るという事件性が、不思議なことにいつもある」と爆笑問題の太田が言っています。
Amazonテリー・ギリアム映像大全
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リドリー・スコット監督の絵画的センスもいいのだが、絵コンテ自体が絵本の絵のようなテリー・ギリアム監督は別格ではないでしょうか♪
ギリアム大好きの爆笑問題がインタビューしています。
『Dr.パルナサスの鏡』テリー・ギリアム&爆笑問題インタビューより

太田:「今回はヒース・レジャーやジョニー・デップなどの大スターを使って、そういう意味では売りたいのかなと。だけど、中身は一番わかりにくかったよ」
ギリアム:「そんなに難しくないよ。子どもだってわかる内容さ」
太田:「でもね、うれしかったのは、モンティ・パイソンのころから何も進歩していない。警察官の踊りのシーンは、まさにモンティ・パイソン時代のままだね」
ギリアム:「あれは当初、網タイツの婦人警官がやる予定だった。かなり荒いものだったけど、CGでプリ・ビジュアライゼイションを作ってみたら女の子がデブに見えたので、男のほうが面白いなと思って変えたんだよ」
太田:「あれは最高だったな。この映画のクライマックスだった」
田中:「絶対にクライマックスじゃないだろ!」
ギリアム:「でも、色っぽかったろう(笑)?」
太田:「ギリアム監督の映画はいつもそうで、映画を作ること自体がファンにとっては事件。妙なタイミングで、妙な映画を作るという事件性が、不思議なことにいつもある。今回の映画も言ってみれば、ギャンブルでしょ。選択や偶然に賭けるみたいな話。それがテーマで、選択や偶然と秩序との戦いが描かれている。で、映画作りにおけるギリアム監督の混沌が、そこに重なってくる。だから、この人が映画を作るということが、いつもすごいわけよ。なかなかいい線いっているよね。アカデミー賞に相手にされない理由がよくわかるね」
田中:「お前がいい線って言うなよ。失礼だろ!」
ギリアム:「第一、アカデミー会員たちは、僕の存在すら知らないよ。でも、いまのコメントはその通りだな。秀逸だ」
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ギリアム監督が1974年に放送された子供番組で切り絵アニメーションのレクチャーをしています。
テリー・ギリアムの切り絵アニメ
詩と歌もええで♪
Dr.パルナサスの鏡