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2012.07.18
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カテゴリ:歴史
<どちらが強いか、播州弁と河内弁>
勝新が演じる朝吉親分がしゃべる河内弁は関西ではケンカに強い言葉でならしているが・・・
「なんどいや」の播州弁も負けず劣らずで、凄みでは関西随一というのが、おおかたの関西人の評価ではないでしょうか。

朝吉親分

この播州弁で使われる「ダボ」はてっきり、ドアホの短縮形だと思っていたが、この本(p52~53)によればそれは違うようです。


「ダボ」と「アホ」の境界線を探す調査は、これらが共存する姫路市を出発し、明石市、神戸市を経由して大阪に向かいながら、どこで「ダボ」が消えるかというテーマに絞っての聞き取り調査となった。「アホとバカの境界線」の場合と同じ方法を取ることは避けたかったが、この際は止むを得なかった。この調査はしかし、尼崎市と大阪市を分かつ左門殿川が境界線として確定されるという成果を産んだ。
 ロケの途中、20年も前に二人の関西学院大学生が「ダボーズ」というフォークバンドを組んで、レコードまで出していたことを道行く人から教えられ、探偵は夜になって、今はおじさんとなっているこのメンバーと対面する。印象深かったのは、このとき「ダボーズ」自身が「ダボ」という言葉について、
 「たぶん『アホ』に『ド』がついた『ドアホ』が訛って、『ダボ』になったんやと思います」
 と語ったことである。これは「ダボ」という言葉を使う人なら、誰でも一度は考えることらしかった。「ダボ」は強い罵倒語で、ニュアンスや使い方まで「ドアホ」と似ているからだ。このVTRを見せられて、私にもこの推測は妥当のように思われた。
 しかし、これは明らかな誤りだった。1年後、言語地理学という学問を踏まえて改めて考えてゆくと、どう見ても「ダボ」の方が古い日本語であり、「アホ」や強調の「ド」が広まる前から使われていたようである。
 この取材VTRが本番のスタジオで流されたのは、5月11日のことである。北野探偵によって、新しい情報を盛り込んだ「第三次分布図」が引き続いて公開された。今回も百田君と学生アルバイトが作成したもので、依然とてつもなく荒っぽいものだったが、とりあえず空白の地域はすべて埋めつくされていた。
(注:百田君とは「永遠の0」の著者として知られる百田尚樹さんです)

「全国アホ・バカ分布考」を鋭意、読み進めていますが、途中経過のレポート#1でした。

ところで「だぼ」の噂がネットで、見つかりました。
芦屋~姫路間というわりと狭いエリアでの噂なんですが。

「だぼ」の噂(兵庫の言葉より)

1.芦屋以西の播州言語圏の人はアホの上位に「ダボ」という単語を使うが、他県の人は言われ慣れていないので言われると凹む。

2.「ダボ」はアホの上位語または同等語であるのと共に、東京語で「畜生」と言いたい時(悔しさを表す時)に独り言として使うこともある。例:「あ?電車行ってもたやないか。だぼっ」

3.「ダボ」はおそらく、『どあほ』が語源。なまり、略され、意味が変わり、今に至ったと思われる。
「どあほ」の転とするのはガセでは(ナイトスクープのアホバカ分布考では否定されていた)。大正生まれ・明石生まれの祖父いわく「ダボは『駄坊』」
下の項目でも議論されているように、本当の語源は「ドアホ」とは別のところにあるのだが、兵庫人の感覚ではつながっているのかも知れない。それで恐らくはより西の方や山間部で生き残っていた「ダボ」が息を吹き返して大阪の際まで広がったのかも知れない。
駄法螺(だぼら くだらないほらの意)なんて言葉もあるけど違うかな?
比較的新しい罵倒語である事、神戸近辺発祥であることから、朝鮮語でバカ・アホに相当する「バボ」が語源であると言う説もあり。
そんなことあるかいダボ!
播州を神戸近辺とか言うなダボ

4.さらにムカツキ度がアップした場合には「クソだぼ!」にパワーアップする。
「クソだぼ!」と同じくらいムカツキ度アップ時に「ずだぼ!」と言うこともある。割と年配の人の言葉?
明石では「クソだぼハゲ!!」になる。
明石というか播磨地方では何かと一言多い。

5.アホ<ダボ<バカの順でキツい。
大阪同様「アホ」は普通語。半分愛情表現。
「ダボ」の愛情のニュアンスはかなり薄い。結構本気。
「バカ」と言われると凹む。自らはほとんど言わない。
「ダボ」は姫路かアマかのガラ悪いところの言葉というイメージ。
というか、ダボなんていわない。(by神戸か芦屋かあいまいなところ)


全国アホ・バカ分布図に「ダボ」の地域が×マークで表示されているけど、ほんとに狭い地域ですね。

『河内弁基礎講座』文法編なるものがあるのですが、地域への愛着が感じられます。
なお、播州弁辞書については、ただいま探しております。






Last updated  2012.07.18 09:56:13
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