今日から29日ころまで、四国の田舎に帰省します。
デジタルデバイドの鄙の地なのだが、Eモバイルの通信環境は改善されただろうか・・・
ダメな場合、例の如く公民館にでかけてブログ更新をトライします。
田舎では介護施設の父母を見舞い、あとは場所こそ違っても晴走雨読になることでしょう♪
ところで昨日は、図書館にでかけて年末年始用のスペシャル本を借りてきたのです。
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<図書館大好き20>
今回借りた4冊です。
だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は、強いていえば「テーマなし」でしょうか。
<市立図書館>
・リヴィエラを撃て
・ソーシャル・ドキュメンタリー
・中国はこうして国際秩序を破壊する:WEDGE11月号
<大学図書館>
・草間彌生、たたかう
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【リヴィエラを撃て】
高村薫著、新潮社、1992年刊
<「BOOK」データベースより>
国際政治の楽屋裏を発狂させた男〈リヴィエラ〉。夥しい諜報戦士たちの血を吸込んだこのコードネームは、一人の天才ピアニストに死を賭した東京公演を決意させる。顔のない東洋人スパイをめぐって、東京・ロンドン・ベルファストに繰り広げる、流血の頭脳ゲーム。
<読む前の大使寸評>
タイトルがかっこいいので気になっていた本です。
ぶ厚い本なので躊躇していたけど、年末スペシャルということで、この本を借りたわけです。
Amazonリヴィエラを撃て
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【ソーシャル・ドキュメンタリー】
萩野亮著・編集、フィルムアート社、2012年刊
<内容紹介より>
アクティビズム、システム、郊外、ケア、私(わたくし)……
ドキュメンタリー映画を通じて、現代社会の変容するリアリティを捉える
90年代以降、デジタルビデオの機動力は飛躍的に向上し、いわゆる「社会派映画」の中にも「個」の視点を基にするものが現れました。声高に反体制のメッセージを叫ぶのではなく、より軽快に、身の丈に合った空間感覚から社会の矛盾を提議すること。この本ではそうした映画の試みを、<ソーシャル・ドキュメンタリー>と名指します。
<読む前の大使寸評>
ケイタイやデジカメによりドキュメンタリー映像の制作が劇的に手軽になったけど・・・USTREMやyoutubeの映像がすばやくアラームを揚げるので、既成メディアも後追いで動きだす、あるいは動かざるを得ないんだそうです
監督どうしのツイッター対談なんかもあったりで、最新メディアを含んだ新しいタイプの本です。
Amazonソーシャル・ドキュメンタリー
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【中国はこうして国際秩序を破壊する:WEDGE11月号】
雑誌、WEDGE、2012年刊
<内容紹介より>
■特集
尖閣を語る前に日本人が知っておくべきこと
中国はこうして 国際秩序を破壊する
◎中国は被害者ヅラで「反日」続行:中西輝政(京都大学名誉教授)
◎南シナ海の「占拠」既成事実化:飯田将史(防衛省防衛研究所主任研究官)
◎独善的解釈で「海洋の自由」を崩す:小谷哲男(日本国際問題研究所研究員)
◎日本の主権に公然と挑戦する中国:WEDGE尖閣問題取材班
<読む前の大使寸評>
特集の各タイトル(上記)が大使の怒りの火に油を注ぐことになるわけです。
WEDGE中国はこうして国際秩序を破壊する:WEDGE11月号
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【草間彌生、たたかう 】
ワタリウム美術館編 、ACCESS、2011年刊
<「BOOK」データベース>より
‘60年代のニューヨーク、世界で最も刺激的で熱気溢れるアートの中心地で、草間彌生はいかに闘ったのか。1957年に単身渡米し、アートシーンの最前線で前衛芸術家として時代を切り拓いた草間彌生。貧困や差別、自らが抱える精神の疾患、あらゆる困難を創作活動に打ち込むことによって克服し続けた―その魂を揺さぶる人生の軌跡を、本人の発言と当時の写真で綴る。
<大使寸評>
功成りて、最近は個展でも多くの観客を集める草間彌生であるが・・・
この本は、彼女の内面を吐露したような本です。
畏れ多くも草間の美を一言で言い表せば・・・・
「狂ったような水玉模様、狂ったような網目模様、狂ったような反復模様」というところか。
実際、彼女はすこし狂っていて、終世、強迫観念に駆られているのです。(彼女自身が言うように精神病院の常連だったようです)
しかし、この強迫観念のような確固たる拘りが彼女の真骨頂なのである。
若き日の彼女は止むに止まれない自分の独創性は、説明抜きで世界で通用することを信じていたようだが・・・・
その過信にも似た勢いで、ほぼアポイントなしでアメリカに渡航してしまうんですね。
すごい!世界の評価はさておいて、その心意気はまさに「芸術家の魂」である。
Amazon草間彌生、たたかう
草間彌生の世界byドングリ
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とまあ・・・・
抜き打ちのように、関心の切り口を残しておくことも自分史的には有意義ではないかと思ったわけです。
12/12
図書館大好き19
11/8
図書館大好き18