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2018.05.20
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カテゴリ:歴史
図書館で『縄文人は飲んべえだった』という文庫本を、手にしたのです。
先日『知られざる縄文ライフ』という本を読んだが、その勢いでこの本を読んでみようと思ったのです。
それにしても、「ハイテク考古学」という視点がいいではないか。

この本は『週刊朝日』91~92年に連載した記事をもとに加筆して文庫化しているそうだが、なかなか目を引く構成になっています。


【縄文人は飲んべえだった】


岩田一平著、朝日新聞出版、1995年刊

<「BOOK」データベース>より
バイオ、CGなど最新技術が古代史研究を塗り変えた。ユニークで斬新な「ハイテク考古学」の視点から、言語学、環境考古学の研究動向をふまえ、日本人のルーツ、縄文人の食生活、など数々の謎に迫る。話題の三内丸山遺跡についてもふれた“古代史マジカル・ミステリー・ツアー”へようこそ。

<読む前の大使寸評>
先日『知られざる縄文ライフ』という本を読んだが、その勢いでこの本を読んでみようと思ったのです。
それにしても、「ハイテク考古学」という視点がいいではないか。

rakuten縄文人は飲んべえだった

ナラ林文化領域


植生と縄文文化が語られているので、見てみましょう。
p32~35
<落葉広葉樹林が育てた縄文文化>
 縄文時代は狩猟・採集生活である。縄文時代中期には、平均気温が現在より二度近く高かったといわれる。イノシシやシカ、川魚、貝類は、東西の区別なくいる。緯度の低い西日本の方が、一見、住みやすそうなのに、なぜなのか。

「人口の差は、東日本と西日本の森の違いだったと考えられます」
 小山さんは、こうナゾ解きする。

 縄文時代の東日本はブナやナラなどの落葉広葉樹林が広がっていた。落葉広葉樹林は秋から春にかけて景色が開ける。森に深く入り込め、動物狩りやキノコ採りもできる。このような自然環境なので、東日本の縄文遺跡は台地一帯に展開することができた。これに対して西日本の縄文文化は、
「川筋や海岸べりの、森が切れたあたりにようやく発達した。いわば“割れ目チャン文化”なんです」(小山さん)

 西日本はシイやカシ、クスノキなど照葉樹林に覆われていた。樹林は高く生い茂り、冬も葉が落ちないため、地面はいつもじめじめして暗く、奥まで入り込めない。だから、縄文遺跡は川筋や森の海岸沿いに点在しただけ。東日本の土地利用が面だけだったのに対し、西日本は線でしか土地が利用できなかったというのである。

 地質学者らの研究によると、縄文時代をさらに遡る二万五千年前から一万三千年ほど前までは、日本列島は、対馬海峡や津軽海峡が極端に狭まっていて、陸橋や「氷の橋」で大陸と結ばれ、日本海は湖のような状態だった。ところが一万三千年前ごろから、それまでの寒冷な気候が緩んだため海面が上昇して大陸から孤立していった。

 だが、対馬暖流は本格的には日本海に流れ込まず、水温は低かった。やがて、八千五百年前以降、現在のように対馬暖流が流れ込むようになったという。このような日本海の変化が、じつは縄文文化を生む下地になった。

 ところで、古代の日本海の状況が復元できるようになったのも、日本海底をボーリングしてサンドイッチのように堆積している地層を棒状に刳り抜いて、海底に埋もれて層を成す火山灰やプランクトン、珪藻類、原生動物の有孔虫を分析するハイテク研究が、1970年代から始まったことによる。

 火山灰は、巨大噴火の年代が推定されているので、その噴火によって降った灰をたどっていけば時代を推定するモノサシになる。

 有孔虫は、殻に含まれる酸素や炭素の同位体の比率が、海水の温度や塩分濃度などによって変化することがわかっている。この比率を詳しく読み取れば、当時の日本海が淡水だったか塩水だったか、暖流の流入があったかどうか、もわかるのだ。

 古代の植生を研究してきた安田喜憲・国際日本文化研究センター助教授(環境考古学)は、つぎのように指摘する。
「対馬暖流が日本海にそそぐようになったおかげで、日本海側は大陸性の乾燥した気候から、しだいに現代のような海洋性の温暖で降雪量の多い気候に変化した。草原が縮小して落葉広葉樹の森が広がっていった」
 新しい文化は、この森の中から生れたというのである。

 草原から森へ。この変化の中で日本に土器が出現する。長崎県・福井洞窟から見つかった土器はちょうど日本列島孤立化の時期(一万三千~一万二千年前)にあたる。しかも、その年代の土器は、土器としては世界最古の部類に属するのである。

「土器は縄文人が必要に迫られて発明したのかもしれない」
 と、先出の小山さんはいう。

 日本列島が大陸から切り離されると大型獣も姿を消してしまった。狩猟するにも小動物しかいない。もちろん、そうした小物も捕らえただろうが、主食となる栄養源として森の木の実を頼るようになる。なかでも、広葉樹林帯ではドングリやトチの実がたくさん採れる。だが、ドングリやトチの実は、そのまま食べたら苦くてたまらない。水に晒すか火にかけて煮て、アク抜きしなければならない。さらに、採った実を蓄えておく容器もいる。こうした必用から土器が生れたというのである。
 また、海岸沿いでは、貝を煮るために土器はなくてはならない道具だった。いわば、「必用は発明の母」である。

 土くれを火にくべれば固くなるということは、経験的にすぐ気のつくような現象だ。そこから土器の発明までは、あと一歩のようにも、非常に大きな一歩のようにも思える。土器の発明とアク抜きは、縄文人の大発明だったといえるかもしれない。土器の日本自生説には反論もあって、やはり大陸の先進地帯から入ってきた文化だという説もあるが、日本自生説はそれなりに説得力がある。

「縄文時代中期の日本列島には26万人の人口があったとすると、狩猟採集民の社会としては相当多い。ドングリやトチの実の豊富な森林資源の利用が、この人口を支えたんでしょう」
 と、小山さんはいう。


ウン 人口の差は、東日本と西日本の森の違いだったのか・・・確かに照葉樹林の中には住みにくいという気はするなあ♪

この本の文体は歴史学者というよりは、どこか素人っぽい軽さが匂うのである。やはり、週刊誌に連載されていたジャーナリストの文体なんでしょうね。
それにしても、その薀蓄が深くて広いのが予想以上であった。

『縄文人は飲んべえだった』1:日本語の起源





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Last updated  2018.05.20 01:09:20
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