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カテゴリ:美術館・博物館めぐり
地下鉄東西線「東山」駅下車。岡崎公園内にある「京都市美術館(Kyoto-si-bijyutu-kan)」は、和洋折衷の不思議な建物。レンガの壁と銅板屋根。正面中央の一番上にあるのは、本を開いて伏せたような純和風の千鳥破風。
昭和8年(1933)、昭和天皇の即位大礼を記念して建てられた日本で2番目の大規模な公立美術館。 当時は「大礼記念美術館」として開館した。現存する日本最古の公立美術館でもある。 戦後、進駐軍の接収解除の際、現在の名称になる。 中に入ると、大理石の階段が中央から伸び、壁伝いに左右に分かれる。 ランプの意匠もカッコイイ。 2階の和風の格天井には、西洋のステンドグラス。 また、釣り行灯型のランプもおしゃれ。3段重ねかな、立体的でいいね。 現在(2019年)は、開館80年という事でリニューアル中。「京都市京セラ美術館」と名称改め、2020年にオープン予定だという。どんな風にリニューアルするのか楽しみだ。 神宮道(平安神宮の参道です。)を挟んで向かいにあるのは、「京都府立図書館(Kyoto-hu-tosyo-kan)」だ。こちらの建物も私は好きです。 明治6年(1873)、武田五一の建築。日本で2番目に古く、公に開放となった図書館。 この字体が特に好き。 「館署図都京」と書いてあるんだろうね、たぶん。 茶色の部分は、国産初期のテラコッタがふんだんに使用されている。 ちなみに「京都府立図書館」は、京都府に通勤・通学している人、または隣接府県(滋賀県・大阪府・兵庫県・奈良県・福井県・三重県)に住んでいる人なら、貸出OKです。 図書館の向こうに見えるのは、「平安神宮」の巨大な大鳥居(登録有形文化財)です。 かなり大きいのですが、これでも日本で8番目なんだとか。 昭和3年(1928)、こちらも昭和天皇即位を記念して建てられた鉄筋コンクリート造の美しい大鳥居。 高さ24m、幅18mで、鳥居の下は車道になり、歩行者は潜ることができません。柱の外側をお通りくださいね。 (2017年11月初旬現在) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.08.02 22:55:12
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