京都府新鋭選抜展2018(京都府京都文化博物館)
地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅下車。
三条通にある「京都文化博物館(Kyoto-bunka-hakubutu-kan)」に行く。ここの別館は無料で公開している。今回、本館で「京都府新鋭選抜展」をしているという事で、訪ねてみた。
2018年1月20日土曜日~2月4日日曜日
午前10時~午後6時
本館3階展示室
三条通に面したこちら側が、別館。
この三条通には、このように明治時代に建てられた建築物を多く見る事ができる。この建物は、旧日本銀行京都支店(重要文化財)。近代建築の祖・辰野金吾(Tatuno Kingo)と弟子の長野宇平治が設計、竣工した。赤レンガと白い石の組み合わせのオシャレな景観は、明治39年のもの。
中に入ると、別館の方でも不思議な空間が広がっていた。
今回の展示の1つ。ここは、撮影OKという事なので、思わずパシャパシャ撮ってしまった。
天井一面、真っ白な糸が張り巡らされていて元の内装が見えないほどだ。
カウンターの奥に、ベッドのようなものがいくつか見える。
こう見ると、元銀行だったことがわかる。
まるで蜘蛛の巣の中。
ライトが怪しく灯っているように見える。
おおっと!
やはりベッドが置かれている。蚕の繭の中ってこんな感じ?まだまだ、大人になりたくないという幼虫さんの気持ちがわかる気がする。
これ、絶対誰かベッドに横たわったんじゃない?布団が乱れているよ。
どこを見ても無数の糸が、複雑に絡み合っている。
まだ、外に出たくない出たくない…。
「胡蝶の夢」
塩田千春さん(特別出品作家)の作品。
場所や物に宿る記憶を糸で表現しているそうだ。
毎年、この時期にしている「京都府新鋭選抜展」という展示会。
京都を中心に活躍中の若手作家の作品を紹介しています。
(2018年1月下旬現在)