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実家に帰り、近くの静波海岸という海水浴場に行く(ビーチっていうとこっぱずかしい)。 静波海岸。いい名前でしょ?地名が静波なんです。こういう名前だから、私はここの波は静かなんだと思ってた。そう、他の海を見るまでは・・・。 大学で東京に出てきて、千葉の海に行ったときあまりの波のなさに愕然とした。なんだこれは。無波!?上には上がいる、と思った。 しかし、ほどなくして気がついた。静波海岸は、波が静かではないことに・・・。というかどちらかといえば波が荒いことに・・・。 海に遊びに行く=波に呑まれ、鼻を垂らしながら波と闘うことだ、という認識は間違っていることが判明、そうしてまた一つ大人への階段をのぼってしまった。 そう言われてみれば、波が静かな海岸にこんなにサーファーいない。普通。 静波海岸。 おそらくこの名前にだまされたまま世を去る人も多いであろう・・。 でも海岸線が長く遠浅、波と闘え(笑)、二階建ての海の家が何軒も並んでいるこの海がスタンダードとなってしまった今、静かな波のない海が物足りなくなってしまったのは事実。ほんの3才くらいの頃、波にさらわれてお代官様に帯を解かれる町娘さながらごろごろ水中を転がって虫の息になったのもよき思い出。恐るべし、やめられないとまらない静波海岸。 あ、南の美しいシュノーケリングなんかができる海は別枠。 でも、周りの海の整備なんかのせいもあり、近年砂浜の砂がどんどん流されてなくなって砂利が多くなってきてしまった。小さい頃は全然珍しくなかった綺麗な貝殻や、真っ白くてまんまるで薄くて真ん中に花模様のある貝殻だかヒトデだかわからないヤツとか、あまり見られなくなってしまった。悲しいことだ。 昨年か一昨年なんか、砂を買ってきて入れたらしいが、今年の台風でまた持ってかれてしまった(涙)維持費も大変そうだ。 決して南の海みたいに青くない(たぶん砂の色と、波が高くてその砂が水中で舞い上がるせいだろう)し、ハイシーズンは人口密度が高くて他人の波乗りボートの直撃を受けるし、お盆過ぎたらクラゲに刺されるし、田舎でアクセス悪いし、いいことずくめじゃないけれどジモティにはやっぱり愛着のある海なんだなー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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