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広汎性発達障害の子供を持つ、おかあさんのページ

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プロフィール

よつばのおかあさん

よつばのおかあさん

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2008年05月28日
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カテゴリ:ひとり言
まぁ、良い教材と言えば良い教材だけど…



今日は息子はスイミング。
テストの日でした。
テストは一発勝負で、合格か不合格が決まります。


息子は何とか
12.5メートルをヘルパー付きで泳ぎ切り、
無事テストに合格。
次のレッスンからはクロールの練習に入ります。


荒波荒波荒波荒波


スイミングには、
スクールが運行する無料バスにわしも乗って通います。
勿論、お友達のSくんも一緒です。

息子がどのような態度でレッスンを受けているのかを
知りたいし、コーチがどのように指導しているのかも知りたい。
不適切な態度があれば、
レッスンが終わった後、注意します。

分厚いガラスでギャラリーとプールは遮られているけれど、
コーチの身振り手振りで様子はわかる。

教えるポイントがわかれば、
土日にプールに出かけて息子に教えてやることも出来る。


バスバスバスバス

その送迎バスでのこと。
かなり賑やかです。
いや、本当は賑やかを通り越して、
「ここは拷問部屋?」
と耳を塞ぎたい気持ちでいっぱいなのです。
私は雑音に弱いし(いよっ、スペクトラム!)
子供の、超音波のような金切り声も苦手です。

このまんまじゃ頭痛がする。
前々からウルサイ!と思っていたので、
動くバスの中をふざけて移動する小学校2年生ふたりに、
「あのね、楽しいのはわかるけど
もう少し小さな声でもおしゃべり出来るでしょ?」
と注意した。

大人しくなるのかと思えばそうではなく、
ふたり組みの片方がわしを一瞥して、
また3秒後には大声でふざけ始めた。


バスの車内には、
・走行中には席を立たない
・ふざけたりしない
・大きな声を出さない
と、子供でもわかるようにすべてひらがなで書いてある。

バスの運転手さんも、
「毎回注意するんですけどね、全然聞かないんですよ」
と言う。
バスの中で騒ぐ子は、レッスン中にもふざけてばかりいる。
目に余る場合はスクールに親を呼び出し、
退会をおすすめするそうだ。
実際、そういうこともあったそうです。

そして運転手さんは最後に言った。
それはきっと本音でしょう↓

あまり注意するとね、
お子さんが「運転手さんが怖いからもうバスに乗りたくない」
と親御さんに言ったり、
親御さんが逆切れして、スクールに連絡したりしてね。

バスの中でお菓子も食べているでしょう?
頂戴頂戴って、席を立って歩いてね。
給食食べて学校から帰って来て、レッスン受けて。
おなかがすいているだろうと思う親心はわかりますが、
それを注意しても、
「我が子がお菓子をお友達に分け与えてあげるのが、
何が悪いと面と向かって言われたこともありますよ。
事故が起きるということは、スクールもお子さんも
双方にとって一番怖いことなのに」


なんと。
そういう親御さんもいるのか。
運転手さんもお気の毒に。
気の毒としか言いようがないし、
実際そういうお考えの方がいるとは
「驚き」という言葉以外には見つかりません。


わしはまだ、
息子をひとりで
不特定多数が集まる場所に出してやることは出来ません。

ひとりで行けるから大丈夫!と
わしも息子も納得した上でなければ、
ひとりでは行かせられない、と思っています。

公文に行くにも、
お友達の家に遊びに行くにも、
必ずお友達と一緒です。

しかし息子も
怖い怖いこのわしの目の光らぬ場所では
わしが知っている「我が子」とは、
全く違う表情を見せていることでしょう。


精神的に発達するということは、
わし的には、良い意味でも悪い意味でも
「賢くなる」ということだと思っています。

でも。
何の習い事であろうが、
遊び場であろうが、
そこは小さな社会で、世間です。
息子が世間様にご迷惑をかけるのは、
親としてイヤなんです。

それは障害児だからということは免罪符にならず、
躾はして当たり前、だからです。
どんなことが「世間では『迷惑』と思う人もいる」くらい、
きっちり教えておかなければ、と思うのです。

息子が何かご迷惑を欠けるような事態があれば、
それはわしの親としての責任です。
学習、習得するまで教え込めなかった、
わしの責任です。

表も裏もない、
嘘もつけない、
正直そのものの自閉症児である息子を
時に不憫に、
時に心が和む存在だと。



息子には、わしの考えを伝えた。

「あのふたりは大きな声でおしゃべりしていたね、
うるさいと思った? それとも楽しそうだなって思った?」
息子はうるさかったと言った。

「いつも運転手さんに、注意されている人だよね。
注意された時だけは静かだけど、あとはすぐにうるさくなるよね?」

「あの子たちは、きっと楽しいって思ってるし、
まさか自分たちの声が大きいなんて、
きっと少しも思ってないと思うよ」

「昔、アナタが小さかった時、
もっと小さい声でも聞こえるよって言ってたの、覚えてる?
自分では大きな声だって、思ってなかったでしょ?
自分では大きな声だと思わなくても、
周りの人は大きな声でうるさいなって思っているかもね」

運転手さんにも乗降時、必ずご挨拶すること、
これも約束しました。

挨拶しない子って多いんです。
全く知らない人ではないんですよ、
毎回運転手さんは同じ方です。

親の背中を見て育つのが子供ならば、
わしがキチンとしないと。

普通、我が子の悪さを注意されたら
「申し訳ありません」と思うのが親だと思っていましたが、
そうでない人もいるんですなぁ。

世の中、変わったんだよと
ばーちゃんが言ってました。

世の中、変わったのかー。
しょんぼり





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最終更新日  2008年05月28日 20時58分04秒
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