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カテゴリ:古民家補修:いろいろな作業とかの雑記帳
僕が購入した古民家には、以前住んでいた方が使っていた黒電話あります。
この黒電話は来客の際に話題になるけど未使用・未配線という事もあり、 思い出だけ語られても、年齢の若い方には理解出来ないだろうと思います。 時々古民家で接客をする嫁さんと話すと黒電話は結構話題になる様なので 今後この黒電話を使って「何か」をする為に各機能の動作検証をしました。 検証結果は良好で一通りの機能を扱える部品セットを構築する事ができました。 流石にバラ配線だとショート等起こるのでベース板に載せて一応の形が完成です。 ここからは実験検証のコーナーです 実験検証の前に情報集めをしました。 折角なのでネットで調査したのですが、な~~~んかネット情報が微妙です 理由は判りませんが完動品の黒電話をそのまま使う情報が凄い少ないです。 ・秋月電子(新)PIC簡易疑似電話交換機キット ・トランジスタ技術誌記事補足:電話機ーパソコン接続アダプタ ・他 電子回路の豆知識 黒電話 そんな中で「電子回路の豆知識 黒電話」では600式電話(黒電話)の回路図や 回線・電話機を含めた振舞いを紹介してくれており凄い助かりました 秋月電子の疑似電話交換機キットは試作の電気要件決定に役立ちました。 トランジスタ技術記事補足は鬼門だった2線での送話/受話回路に約立ちました。 実際に実験検証をしました。 ~題目は以下のとうり~ ①・相手の音声を聞く(スピーカー) ②・自分の音声を送る(マイク) ③・着信のベルを鳴らす ④・相手/自分の音声を2本の線おこなう(スピーカー/マイク) ⑤・受話器の上げ/下げ判定 ⑥・ダイヤルで数値を伝える この実験検証によって以下の電気信号が得られる様になりました 受話器上げ下げ状態取得 着信ベルの発呼 音声マイクの出力 音声スピーカーの入力 ダイヤル数値 ①・相手の音声を聞く(スピーカー)の検証 という事で、超基本的なスピーカーの検証を行う事にしました。 電話機の回路図と市販の電話ヘッドセット化グッズから・・ たぶん動くだろ?という事でiPhoneのAudio端子からLch/GNDを繋ぎました。 受話器を上げた状態でiTunes登録の音楽をながしてみました。 あはははは・・・・ 音楽流れたよ 昔電話してた感じの音量が出ている様な気がします。 ②・自分の音声を送る(マイク)の検証 ①で作成した接続をノートPCのマイク入力へ繋ぐと入力確認ができました。 ③・着信のベルを鳴らす検証 実験時構成 電源はマキタ18Vバッテリで昇圧器を通しています。ベル用電磁石駆動での±極性 反転にモータードライバ、±極性反転のタイミング制御はESP8266で行います。 制御は16Hzで極性反転を2秒間・休憩1秒間を繰り換えすだけです。 写真の様な簡単な構成ですぐ鳴らす事ができました。今回最低電圧の20Vで動作 動作確認では受話器の上げ下げにかかわらずベルを鳴らす電気を流し続けてますが、 受話器を上げてもベルが鳴ったのとスピーカーから破壊的な音が鳴りました。 電話交換機が壊れた時に起こりうる状況なので多分壊れないと考えて試してみました でも結構嫌な音だったのでスピーカーが壊れてないと良いのですが・・・ ④・相手/自分の音声を2本の線でおこなう(スピーカー/マイク) 左の反転アンプ3ケを作ってスピーカー+マイク+キャンセラで 検討を・・・ なぜか反転アンプがマトモに動かなくて調査中・・・ 調査期間中にトランジスタ技術誌記事補足の情報を見つけ、今後の 購入予定部品とホボ一致しているのでコチラの検討に変更しました。 右の写真が新たな検討用回路です。(在りもので作ったので少し違います) 実験時構成 iPhoneの再生音と受話器マイクの音声がスピーカーから出てきました。 目標達成です。 本当はiPhoneの再生音をキャンセルしたいですが、まーそれは後日カナ ⑤・受話器の上げ/下げ判定 着信と通話回路はRELAYで分離させてINA3221で判定する回路を作りました。 ・受話器置き(リレー側:着信回路)は電流値の監視 ・受話器上げ(マイクスピーカー側:通話回路)は電圧値の監視 上の接続回路と監視条件で判定可能な閾値が判りました。 ⑥・ダイヤルで数値を伝える ⑤「受話器上げ(マイクスピーカー側:通話回路)は電圧値の監視」の処理に 電子回路の豆知識 黒電話で書いてある判定条件を加えると動作しました。 「短時間の電圧変化はダイヤル」「2秒以上は受話器置き」で検知して、 ダイヤル数をカウントし600mSec以上変化無しで数値として認識という感じ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/01/23 08:56:44 AM
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