金貨売却(・・・プレミアム廃止!)
本日、金貨(ウィーン金貨)を売ってきました。初の金貨売却、いい経験をしました。でも、この輝きを見られないと思うと、ちょっと残念。。。で、買取店(某大手貴金属会社)へ行くと、、、なんと2時間待ち!狭い待合場所には、人、人、人、、、。これでも今日は、まだ空いている方だとか。これは想定外でした!新聞等では、「金を売る人増加」とありましたが、実際に肌で感じた次第です。ようやくブースに通され、いざ、売却手続きへ。といっても、金貨については、あらかじめその日の買取価格が分かっているので気楽です。腕時計などは、その場で鑑定されるのはドキドキですが。。。なので、腕時計などを売りに行くときは、安く見積もられないよう、精一杯の格好と理論武装して、気合入れて行っております。何気ない会話にも、気を配っております(舐められないよう)。でも今日は、どう思われても、買取価格には関係ないので、担当者にいろいろ聞いてみました。もちろん、今、誰もが気になる「金貨プレミアム価格の廃止」についても。そうです、来月から、金貨プレミアム価格が廃止となるのです。これについて聞いた途端、なんだか、担当者の顔色が曇ります。そして、なんだか慌てて言うには、プレミアム価格はなくなりますが、そんなに影響はないですよ、と、別に攻めているわけではないのに、なんだか弁明口調。たしかに、店頭の文面でも「お客様の新品需要増」「複数価格はややこしい」など、その理由について、やたら弁明しているよう。担当者曰く、プレミアム廃止後は「プレミアム有価格」「プレミアム無価格」を一本化します。その価格は、プレミアム無価格からすれば、相当なアップです。とのこと。・・・たしかに、プレミアム無価格から見れば、その一本化された価格は相当なアップです。でも、プレミアム有価格から見れば、いくばくかのダウンです。そこについては、触れず。おいおい、と。まさにこれ、「嘘は言ってないが、大切なことは(あえて)言っていない」。大げさに言えば、情報操作。そこを突くと、、、ええ、たしかに、プレミアム有価格からすれば、少しの減額ですね。ですねって、なんだかえらく客観的です。プレミアム無価格から見ればアップでも、プレミアム有で売る立場から見れば、少しでも減額には変わりないわけです。私はその、プレミアム有で売る立場で聞いていることを分かっているのかな、と少々、疑念が湧きます。そこで担当者が持ってきたのが、でも来月から、消費税10%分が、一本化の価格に上乗せされます。と言うのですが、、、でも、その一本化された価格には、そもそも、10%消費税が含まれていますよね。それをまるで、その一本化された価格に、10%消費税が上乗せされ、さらに増えるかの如くの言い回し。これ、けっこう「スレスレ」の発言ではないか、、、と思わざるを得ません。う~ん、適当な恰好で行ったんで(腕時計も安い国産)、舐められているのか?そのあたり、理路整然と突っ込み。すると、、、そこはアッサリ認め(でも華麗にスルー)、次に言うには、でも、60円くらいしか変わりませんから。とのこと。これには最初、「?」。よく聞くと、「1オンスの金貨であれば、1gあたり」とのこと。おいおい、その前提に全く触れずに、いきなり「60円くらい」はないだろう、と。まさに、都合良く(安く)、数字を見せたかったわけですね。と、まぁ、いろいろと感じるところがあったわけです。久々に、投資絡みのトークにいろいろ突っ込めて、ワクワクさせていただきました。ちなみにこのお店は、名の通った大手。店構えも立派ですし、担当者の話しぶりも極めて丁寧。まったく不快感はありませんでした。それでいて、この内容。。。これが適当な業者だったら、、、推して知るべし。すごくネタになりそうです。最近、投資はネット経由ばかりでしたが、こんな面白い経験ができるなら、たまには対面で投資案件に触れるのもいいものです。なんだか、面白い演劇(しかも観客参加型)を観た気分になれました。