◆世界を敵に回す中国?
●このところの世界の動きは激しいね?どうやら大きなパラダイムシフトが進行中のようだ。●それはニクソン訪中後、眠れる獅子・中国を世界経済に取り込めば、中国は中産階級の増加に伴い・いずれ民主化するだろう・・・という米国の期待感の崩壊だ。完全な幻想だったとアメリカも認めた。●確かに中国は経済が発展したが、米国や自由主義民主諸国の期待感からは途方もなく外れた方向に向かっているようだ。これに対する批判は、中国国内からも起きている。例えば、清華大学の教授は、一連の習近平路線・世界を敵に回し孤立する中国・・として、平然と批判した結果、教授職を免職となった。やるせなく同情した教育関係者からは慰安・共感の寄付金が相当額集まったという。●実際 世界中に反感が広がり、アフリカでもタンザニア、ケニアなどが公開入札を経ないインフラプロジェクトの無効を訴えて、融資のキャンセルなど一帯一路政策自体の崩壊が始まっている。そもそも中国発のコロナ禍だったので、対中国へのインフラ契約債務の減額要求などが続くのではないか?●コロナウイルスについては、期限を定めた(72時間?)WHOなどへの至急の報告義務があるにも関わらずそれを怠った、中国は国際取り決め・国際保健機構?に属しているにも関わらず、結果世界中にコロナ禍を招いた。 世界でかなりの損害賠償の動きが出てきているのは、根拠があることなのだ。●またこの時期になぜ? ‥と思われるような ヒマラヤ山脈・南シナ海・東シナ海での人民解放軍の動きが、米国他の国の反発を一層 煽っているように思われる。●米国・豪州は、中国の南シナ海・九段線の自国領主張を完全に否定する方針に変更した。フィリッピンによる国際裁判による最終審判決を改めて確認・積極化したということだ。係争中のアセアン各国には頼もしい動きだろう・●これについては 中国本土からは遠い南沙諸島の軍事施設への、米軍による破壊の計画・可能性さえある。開戦しても極地戦にとどまることが予見できるからだ。実際 米軍は空母2隻を派遣して、グアムからはB52爆撃機を飛ばして、付近で大規模演習を行った。●併せて、米国議会には、大統領か副大統領いずれかの台湾訪問の計画さえ進んでるようだ。これは共産党中国の一つの中国論を完全に否定して、いずれ国連に台湾を加盟させる動きのようだ。ニュージランドでも ウェブサイトで台湾の国連加盟の請願が上がってるとか。●尖閣周辺もあわただしい。このところの度重なる中国の海警(人民解放軍の指揮下にある)の、実効支配をもくろむ動きに対抗して、米軍が尖閣諸島を含む一帯に新たな配置をする新編成軍隊・3000人規模が沖縄に配置されるそうだ。これにより米国は、尖閣問題においても、領土紛争は当事国同士で・という立場を転換して、明確に日本側に立った。これが進めば、なかなか中国も手を出せなくなるだろうね?●米国の中国領事館の閉鎖や、対抗して起きた中国の米国領事館の閉鎖は今のところ、そのままだが、世界中に流れるいわゆる中国の行いの悪さ・・が世界中のひんしゅくを買ってることは間違いない。●つまるところ一党独裁の共産主義国家と米国をはじめとする自由主義・民主主義国家は両立しない・・と結論づけたことだろう。●経済力をつけた共産一党独裁国家と自由民主主義国家との争いは、おそらく習近平が失脚して中国の政権が変わらない限り、次第に加速して戦争が始まるかも知れないね?