◆戦争の臭い
●今年も暑い日が続いている。8月15日も、もう近い。ウクライナでロシアの侵攻が始まり、戦争犯罪を盛んにマスメディアが取り上げるが、広島長崎に落とされた原爆ほど、大量の無差別殺人はかつてなかった。戦争犯罪を考えさせられるきっかけでもあった。オバマ元米国大統領が遅まきながら広島に来て、献花したのも 当然だね?●筆者の世代にとつて、子供のころから自衛隊は災害時に救助に駆け付ける部隊というイメージがあって、なんとなく半分馬鹿にした(失礼)揶揄されるような印象だった。それが数十年後、いまや世界のトップ5に入るほどの軍事力になっている・・・なんて驚愕。誇らしいやら、えっ 自衛隊って軍隊だったの?って 時代の変化や経過に驚くばかり。●安部元総理がなくなり、参院選は与党の大勝利、改憲派勢力を合わせれば、おそらく国民投票を経て憲法は見直されるはずだ。戦後70年余り、日本は平和な時代だった。その平和な時代に、たまたま過ごせた筆者は、その幸運に感謝しないといけないだろう。●戦車や榴弾砲 ミサイルやドローンで破壊の現場を、まるで劇場で見てるように戦争が体験でき、また交戦国の軍部の会合までTVを通じて、第3者が見れるなんて、信じられない光景だ。自分は痛くも痒くもないんだよね?●軍事費をGDPの2倍以上にせよ・・・なんて自民党が提言しているが、それなら11兆円ほどになり、あっという間に世界3位くらいの軍事費になってしまう。日本は戦争のない平和国家・・・だったという 筆者の世代からすると信じられないほどの様変わりだね?●いつの間にか防衛庁が防衛省になり、かつての日本帝国海軍復活を思わせるような空母部隊も、編成されるような流れだ。遠隔地反撃能力として1000キロを超える射程を持つミサイルも、独自開発中だ。第6世代ステルス戦闘機も、米国ではなく、英国と共同開発中だ。●まったく,いつからこんなになったのだろうか?日本周辺は核保有国に取り囲まれ、しかも北朝鮮、中国などまさに一触即発とさえ言える環境だ。●台湾有事はすなわち日本有事…は安部元総理の言葉だが、まさに中国が台湾に侵攻すれば必然的に日本は参戦せざるを得ず、在日米軍基地中心にミサイルの標的となり、日本国土は戦場になる。そんなことある?なんて思いたいが、ウクライナ侵攻はこの21世紀でも起きたことなんだね?しかも中国本土に近すぎる沖縄米軍は、いったんグアムまで後退して、その戦闘の中心は自衛隊、すなわち日本軍となりそうな雲行きだ。●報道で言われる日本軍の潜水艦能力や、対艦戦闘機F2の能力 水陸機動団の能力は、実際始まってみないと素人にはわからないことだ。●幸いというか、筆者はもはや兵器を手にして戦える歳ではない。世論調査では、有事の際 積極的に国土を守るため戦うか?という問いに、若者層のYES度は、20%台半ばだったと記憶していて、近隣諸国のうち最低だったとか?もっとも、この数値 実際に日本に他国が侵攻している状況でないので、その状況が生まれれば、おそらくもっと増えるはず・・と思いたいが・・・●いずれにせよ、この100年の最後、まさに時代は変わり始めており、平和ボケと揶揄される日本人も、なんだか頭を後ろから殴られた感じっというのは、私だけだろうか?