真のトータル・ファイナンシャルプランナー(FPin仙台)のブログ

2007/01/22(月)09:46

遺産分割の切り出しを間違って殺人事件

相続関係FP(3)

<現行犯逮捕>法要中に親族刺す 1人死亡2人けが 鳥取http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070121-00000059-mai-soci こんなニュースが流れました。大変悲しいことです。3日前に遺産分割の切り出し方についてのブログを書いたばかりです。 遺産分割は切り出し方をほんの少し間違えただけで、長く深い恨みを抱くトラブルになります。 場合によってはこのような殺人事件にも。 遺産分割の切り出しでやってはいけないこと3箇条。 1.相続人確定(原戸籍をとって確認)しないで切り出す。 2.相続人以外の親族(相続のプロはOK)が切り出す。 3.「法律では・・・」と法律論をかざす。 1.は相続人が誰なのかを知らずに、切り出してもしもうまくまとまったとしても、後で相続人が他にいた場合には、一旦相続できると思いこんだ遺産を渡すことになるのでトラブルになります。 2.親などを失った相続人の悲しみが癒えていないのに、その気持ちのわからない親族(特に相続人の配偶者)が遺産分割を急ぐような印象を与えるととてもトラブルになります。 3.相続には民法という法律である程度ルールがありますが、それは全てを網羅しているわけではありません。 法律に詳しくない相続人が「法律とかぬかして、遺産を渡さない気だな。」と反発します。 相続は人を変えます。くれぐれも切り出し方は慎重に。 1月21日23時29分配信 毎日新聞より抜粋  21日午後2時10分ごろ、鳥取県米子市新開3の飲食店「潮騒」から、「人が刺された」と110番通報があった。県警米子署は同県日吉津村日吉津、無職、渡辺啓司容疑者(57)が、おいの米子市淀江町、会社員、和田貴之さん(32)と姉2人をナイフで刺したことを認めたため、殺人未遂と傷害容疑で現行犯逮捕。その後、和田さんが死亡したため、殺人未遂容疑を殺人に切り替えた。渡辺容疑者が母の四十九日法要で親族と飲食中、遺産相続を巡ってけんかになったらしい。  和田さんは出血性ショック死だった。姉2人は和田富美枝さん(63)=同県伯耆町大殿=と渡辺和子さん(65)=大阪府吹田市垂水町3=で、腕などを刺され軽傷。富美枝さんは和田さんの母。  調べでは、渡辺容疑者は親族11人と同店の宴会場で飲食中にけんかとなり、持っていたサバイバルナイフ(刃渡り約11センチ)で3人を刺した疑い。

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