2008/04/14(月)18:51
2008年1月3級学科試験 (34) ライフ「6つの系数(年金終価係数)」
3級FP技能士 合格講座 中野克彦 中島智美 藤崎仁
(34) 毎年一定額を一定の利率で積み立てた時,n年後に元利合計がいくらに
なるかを係数表によって算出するとき,利用する係数は( )であ
る。
1) 資本回収係数
2) 年金現価係数
3) 年金終価係数
解説者:中野 克彦
(経営コンサルタント、CFP(R)、1級FP技能士)
(34) 正解:3 【6つの系数(年金終価係数)】
一定の金額を毎年積み立てて、将来いくらになるのかを求めるときに使う係数が「年金終価係数」です。
【過去の出題】
2007年9月3級学科試験 (2) 「年金原価係数」
2006年9月3級学科試験 (3) 「資本回収係数」
「係数」には次の6種類があります。
1.終価係数
2.原価係数
3.年金終価係数
4.減債基金係数
5.年金原価係数
6.資本回収係数
今回、出題されたのは3番目の「年金終価係数」です。各係数は、運用利率、運用年数からなる係数表があり、それを利用し計算していきます。
年金終価係数を図式化すると次のようになります。
┌───────────────────┐
│ 一定率で運用 ↓
│ ┌─────┐
│年金終価系数 │ │
│ を利用 │ │
毎年一定額│ │いくら │
を積立│ │ 貯まる?│
│ ┌─┬─┬─────────┬─┬─┤ │
└─→│ │ │ │ │ │ │ │
━━┿━┷━┷━━━━━━━━━┷━┷━┿━━┿━━┷━
│ n年間 │ │
│←───────────────→│ │
↓
「毎年の積立額 × 年金終価係数」で計算
本問とは逆に、n年後にある一定額を貯めたい場合、今から毎年いくらずつ積み立てていけばいいのかの金額を計算するために用いる係数が「減債基金系数」です。「年金終価係数」とペアで理解しておくことがポイントです。
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