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FPお助け隊

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2012.04.13
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カテゴリ:実技・相続
独学 3級FP技能士 試験 解説 中野克彦 うだてともみ 岡村真由美
相続・事業承継(実技)

《問13》贈与税(暦年課税)に関する次の記述のうち,最も不適切なも
    のはどれか。

1) Aさんが父Eさんから贈与された現金200万円を、平成23年中にAさんが妻Bさんに贈与した場合には、妻Bさんに贈与税の申告義務があり、Aさんに贈与税の申告義務はない。

2) Aさんが妻Bさんに対して通常必要と認められる生活費(必要な都度直接これに充てるもの)を贈与した場合には、贈与税が課税されない。

3) 兄Gさんが贈与により取得した財産の価額の合計額は、贈与税の基礎控除額以下であるため、兄Gさんに贈与税の申告義務はない。



岡村真由美
 解説者:岡村真由美

    (DCプランナー、CFP(R)、1級FP技能士)




《問13》正解:1 【贈与税(暦年課税)】

1) ×→Aさんが父Eさんから贈与された現金200万円を、平成23年中にAさんが妻Bさんに贈与した場合には、Aさん、妻Bさんに贈与税の申告義務があります。

2) ○→Aさんが妻Bさんに対して通常必要と認められる生活費(必要な都度直接これに充てるもの)を贈与した場合には、贈与税が課税されません。

3) ○→兄Gさんが贈与により取得した財産の価額の合計額は、贈与税の基礎控除額以下であるため、兄Gさんに贈与税の申告義務はありません。



【過去の出題】
2011年1月3級学科試験(58)相続・事業承継「贈与税基礎控除」
2009年9月3級学科試験(59)相続・事業承継「贈与税基礎控除」
2008年5月3級学科試験 (27)相続・事業承継「贈与税の基礎控除」
2007年5月3級学科試験(57)相続・事業承継「贈与税の基礎控除」
2010年9月3級実技試験【第5問】(13)「贈与税の基礎控除」
2010年1月3級実技試験【第5問】(13)「贈与税」


贈与税に関する問題です。
贈与税の申告、贈与税の非課税財産、贈与税の基礎控除についてしっかり確認しておきましょう。


◆贈与税の申告

贈与税は、その課税の対象となる財産をもらった人に課税される税金です。

贈与により財産を取得した人が申告します。

贈与税の申告は、贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日までに提出をしなくてはなりません。

1)で、贈与により財産を取得した人が申告するので、Aさんも贈与税の申告義務があります。


◆贈与税の非課税財産

贈与があった場合には、通常、贈与税が課税されますが、その性格、社会的配慮や二重課税をさけることから贈与税が課税されないものがあります。

贈与税の非課税財産についてしっかりおさえておきましょう。

1.法人からの贈与により取得した財産
    →贈与税の対象ではなく、所得税の課税対象となり一時所得となります。

2.扶養義務者から贈与を受けた通常の生活費、または教育費

3.公益事業用財産

4.社交上必要と認められる香典、贈答、見舞い、祝物など
  
5.相続開始年に被相続人から贈与を受けた財産
    →贈与税の対象ではなく、相続税の課税対象となります。

2)で、Aさんが妻Bさんに対して通常必要と認められる生活費(必要な都度直接これに充てるもの)を贈与した場合には、贈与税が課税されません。


◆贈与税の基礎控除

贈与税の基礎控除額は、110万円です。

1年間(1月1日から12月31日の間)にもらった額が110万円までなら贈与税はかかりません。 

贈与財産の合計額から基礎控除額の110万円をひいて、その超える分の金額に贈与税がかかります。

3)で、兄さんに対する贈与は 80万円ですので、贈与税の基礎控除以下であるため、兄Gさんに贈与税の申告義務はありません。

110万円という数字は、しっかり覚えておきましょう。



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Last updated  2012.04.15 03:04:41



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