FP STYLE

2009/02/05(木)00:02

職業選択の自由と損害保険代理店

時事(5)

今、損害保険代理店が病んでいる… 手数料が下がる一方、契約数が徐々に減り経営が成り立たなくなっているのが現状だ。 特に代理店研修制度という制度を利用して代理店になった方は、 保険会社の奴隷と同じである。 保険会社は3年間もかけて給与を与え、代理店として独立させてあげたのだから当然といえるのであろう。 しかし、代理店研修生は、新規の顧客を獲得しながら、 一般の社員にはない営業数字のノルマを果たし、代理店として独立するのである。 もちろんノルマを果たせないものは、もちろん即、クビとなる。 このようにして独立した代理店の方は、優秀なのである。 例えば損害保険会社の社員が、この代理店研修生制度にトライして独立できるのは わずかであろう。 この独立した代理店は、代理店手数料で生計(経営)を立てるのであるが、自分のためそして保険会社のために仕事をするのである。 保険会社は、基本的には代理店が契約をとることにより、経営が成り立っている。 代理店によって支えられているのである。 この代理店に一生の間、制約をかけ続ける損害保険会社とは、 いかがなものであろう。 合併もさせない… 他社との乗合りも許さない… など、完全に職業選択の自由を奪っている! 何かあれば、3年間養ってやったと、上からしかものが言えない。 話は変わるが、損害保険会社の社員の給与をご存知か? 何もしないで、組織にぶら下がっていれば40代で年収1000万円をいただける社会なのである。 代理店が運ぶ契約で食べているようなところである。 代理店の手数料はどんどん下げるが、自分たちの給与は下げない。 社員たちの給与がそれなりに下がれば、皆さんの保険料も下げられるのである。 迷惑しているのは、一般消費者と代理店なのである…

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