テーマ:地震だ~~!!(870)
カテゴリ:保険
なかなか終わらない地震保険シリーズです(笑)。
今回は、地震保険における保険金の支払われ方です。 さて、地震保険に加入したら、地震にあってしまいました。 保険金はどのように支払われるのでしょう? 地震保険の場合、 自動車保険や生命保険と違い、 損害の程度が、次の3通りに分けられ、 それに応じて、保険金が支払われるのです。 全損・・・保険金額の全額。ただし、時価が限度。 半損・・・保険金額の50%。ただし、時価の50%が限度。 一部損・・・ 保険金額の5%。ただし、時価の5%が限度。 なぜ、損害の程度が3通りに分かれているのでしょう? それは、保険金を迅速に支払う為なのです。 自動車事故のように、1件1件の事故の程度に合わせて 保険金を支払うのには、かなりの時間を要します。 地震は、他の災害に比べて、被害の程度が甚大ですから、 1件1件に合わせた保険金の支払いをすると、 とても支払いが追いつきません。 では、時価って何でしょう? 時価というのは、読んで字の通り「その時の価値」です。 建物であれ、家財であれ、 時間が経つと、それだけ使われているので、 その分、価値が下がります。 ですから、保険証券に記載されている保険金額ではなく、 その時の価値でしか支払われないのです。 ただ、今では、 ほとんどの保険会社が、契約時の評価額に相当する 保険金を支払う特約を用意しています。 (保険料は割高ですが) このように見ていくと、 地震保険は、あくまで家などが倒壊した際の生活を補うもので、 住居や家財の損害をすべてカバーできるものではないんですね。 次回こそ、地震保険最終章です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jul 20, 2005 08:07:48 PM
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