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Jul 27, 2005
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カテゴリ:金融商品
前回の予告で、
個人向け国債の中途換金について書くとしていましたが、
ちょっと方向転換することにしました(すみません)。
中途換金の注意点、特に手数料については、
次回とさせていただきます。

さて、ここで個人向け国債についてのトリビアを。

この商品、実はファイナンシャルプランナーが生み出したものなんです。

国が国債を個人に購入してもらう為に、
どのような特性を持たせたら個人が購入してくれるか、
数人のファイナンシャルプランナーを集めて
案を練ったものなんですよ。

位置づけとしては、
今まで普通預金と、ちょっと考えても定期預金くらいにしか
お金を預けていなかった方が、
「ちょっとでもお金の運用をしてみたいな」と思った時に
踏み出す第一歩として
この個人向け国債を購入される
といいと思います。

まず、変動金利について。
債券と言えば、固定金利のものもあります。
今、固定金利だとどうでしょう?
   ↓
将来、金利が上昇した時に、泣きを見ます。
「みんな、金利は高くなっているのに、
 私の債券だけ、こんなに低い金利だぁー。」

この超低金利時代、これ以上下がることは、ほぼないでしょう。
(下がりようがないとも言います)
将来を考えると、
急激に金利が上昇するとは、今の日本の経済状況からいっても
考えにくいですが、
少しずつは上昇すると考えられます。
だとすると、
その金利の上昇を反映する、変動金利がいいですよね?
受け取る利息が増えるメリットがありますから。

もちろん、変動金利ですから、
個人向け国債の金利の目安となる
長期金利(10年固定利付国債の金利←個人向け国債とは別物)が
下がってしまった場合には、
受け取る利息が減ることになります。
    ↓
ということは、
長期金利の動向を、ご自分でチェックしておくといいでしょう。
個人向け国債の金利の動向が、それで分かるのですから。
経済ニュースや新聞でも、取り上げられていますよ。


先程、個人向け国債は
「普通預金・定期預金にお金を預けている方」の
資産運用の第一歩と書かせていただきました。
そこで、定期預金と比較してみましょう。

今、銀行で10年満期(国債も期間10年ですからね)の定期預金を組むと、
金利は0.15%・・・です。
100万円預けても、利息は1万2000円(税引き後)となります。

これが、個人向け国債ではどうでしょう。

先月販売された個人向け国債の0.45%を基準に考えてみます。

まずは、好ましくないケースから。
   0.45%から始まり、半年毎に0.05%下落した場合
    利息は1万1200円(税引き後)となり、
    前述の定期預金と比べて800円少なくなります。

次は、金利が変わらなかった場合
   0.45%で変動がなかった場合
    利息は3万6000円(税引き後)となり、
    定期預金と比べて2万4000円多くなります。

そして、思わず笑みがこぼれてしまうケース。
    0.45%から、半年毎に0.05%上昇した場合
    利息は7万4000円(税引き後)
となり、
    定期預金と比べて6万2000円多くなります。

《この項目の総括》
 金利が下がると、銀行の定期預金の方が多少有利ですが、
 金利が変わらない、もしくは、金利が上昇した場合は
 個人向け国債の方が有利(^^♪


今回は、少し長くなってしまいました。
次回が、個人向け国債の最終章です。     







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最終更新日  Jul 27, 2005 02:25:55 PM


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