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こんにちは。
前回の続きです。 原油を灯油やガソリンなど、使えるものにするために 精製しなくてはいけませんが、 その工場は、アメリカ南部に集中しています。 今年の夏、アメリカ南部を震撼させたものは? ハリケーンですよね。 大型のハリケーンが直撃すれば、 精油所の作業は止まってしまいます。 すると、どのような動きがあるでしょうか。 精油所の操業が止まる ↓ ガソリンの供給が減る ↓ ガソリンの値段が上がる ↓ 値段が上がる前の安いうちに、 「原油を買うことのできる権利」を買っておこう! このような動きをとった企業や投資家が急増。 原油価格は上昇しました。 そして、 「いつまでも高値が続くわけがない。 下がる前に売っておこう」 という動きがあり、原油価格は下がりました。 この一連の動きはニューヨークの原油先物でしたが、 同じ原油ということで、 中東原油も北海原油も、値動きに影響を受けます。 日本が輸入している原油は、 アラブ首長国連邦のドバイ原油を中心とする中東産ですが、 この原油価格は、北米の原油のように自由に取引されてはなく、 アメリカの原油価格より少し安い価格で売買されるようになっています。 ということは、アメリカの原油価格が上がったため、 ドバイ原油の価格も上がってしまったということになるのです。 迷惑な話ですね。 といいつつ、前々回書いたように、 このオイルマネーによって 株価上昇という日本経済にとってはプラスの効果もあります。 そして、この株価上昇によってもうけた資金で ボーナスの買い物をする人もいるわけで、 またまた日本経済も活性化・・・するといいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Dec 8, 2005 12:57:33 PM
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