世界のニュースplusフランス留学日記

2007/06/28(木)21:42

このビーチは男性禁止@イタリア

世界のニュース(23)

初夏の季節、多くの女性が洋服を脱ぎ捨て、ビキニになり、やらしい目で見られ、ビーチでのテンションはガタ落ち。イタリアのアドリア海に位置するリチョーネの海岸沿いにお店を構えるオーナーらがイタリア男の好色な目に疲れた女性にとってパーフェクトな制度を導入した。それは男性禁止のビーチ。 静かなビーチで太陽にあたり本当にリラックスした1日が送れるように、禁止なのは男性ばかりではなく、子ども連れの母親も禁止。 おかしなことに、人間の最良の友、オス犬は飼い主と共に利用することができる。 「このビーチでは男性は歓迎されませんよ。厳密には禁止ではないんですが歓迎はされていないんです。女性には女性だけの楽しみがあるから、噂話をしたり化粧品についておしゃべりしたり。女性は女性だけで一緒に過ごした方がいいんです。」と説明するのは、このビーチのオーナー、ファウスト・ラヴァーリャ。この男性は一日をじゃまにならない程度の距離にあるビーチの側の海でレスキューボートを漕いで過ごしている。 昔からのお馴染みのフレーズ「背中にサンクリームお塗りしましょうか?」はもうない。今では、若い女性らはサンクリームを平和に塗ることができる。そして、これだけではない。 「多くの女性はトップレスで日光浴を楽しみたいのよ。たとえば、男性が周りいないことは最高なことよ。よく男性はしつこくじっと見つめていて遠くへなかなかいかないから。」と常連客のジュリア・マルティニ。 女性らはビーチで体操をしても男性に観察されることを恐れる心配がない。 イタリアの常として、禁止とされていることを違反するものもいる。 男性は男性禁止の看板の掲げられたビーチを横切り、60歳くらい男性は男性禁止ビーチすぐ側でストレッチしている女性をのぞき見ている。 このアイディアは男女平等を支持者の間では好評だったが多くの男性にとってこれは悪い前例になると考えている。 「これはよくない。夫と妻はビーチでも一緒にいなきゃ。男はこっち、女はあってなんてよくないよ。一緒の方がいい。」とオランダ人の観光客、ミルコ・ドゥ・モル。 「これはすごい馬鹿げていると思うよ。男と女は常に混ざり合ってなきゃ。もしそうでなければ、何のためにこの惑星に存在するわけ。」と過去にビーチでのナンパに成功したことがあると思われる老人の男性フランコ・ストロッピアーニ。 確実に4本足の友はトップドッグな気分を味わっている。 「この子はビーチで唯一の男なのよ。」と自慢げに自分の犬を抱えているバレリア・ミグヌッチ。 「この子はラッキーよ。ママからは絶対離れないんだから。」とバレリア。ミグヌッチ。 ファウスト・ラヴァーリャはこのアイディアは思ったより成功しているという。 (ロイター)

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