2006/10/26(木)23:54
イタリア・スイス旅行8
4月29日。
未明。
私は相方が、何度もトイレに行く音で目が覚める。
どうやら、お腹をくだし、そして上からも下からもひどいらしい。
とりあえず、持ってきておいた胃薬を飲ませ、私は寝る。
私の場合、だいたい一晩眠ったらよくなるので(笑)、そう期待して、ほっておきました。
朝。相方の具合はよくなる気配を見せず。
しょうがないので、私が看病兼、せっかく入ってきた保険会社と連絡を取り、病院に連れて行くか、お医者さんを呼ぶことに。
両親には申し訳ないんだけど、二人だけでミラノ観光に行ってもらうことにしました。
私は早速、ここで使わずいつ使うということで、保険会社に電話。
いろいろたらい回された結果、この日は土曜日で、日本人の先生がいる病院が開いてないので、英語の通じる医師をホテルに呼ぶことに。
ただ、何時に来るか、連絡が全くない!!
2回ほど保険会社に連絡を取り直すも、「電話をかけなおします。」としか言われず、わからない。
しょうがないので、保険の推薦病院に乗っていた、英語の通じる、救急のある病院に電話してみたところ、受付のおじさん、まったく英語が通じない。イタリア語で「私は英語がわかりません。病気ならば088088(救急車の番号)にかけなさい。」と言われる。
というか、よく私がそれを理解したものだ。
っていうか、英語通じるって書いてあるのに!!
しかも、救急車を呼んだら、あとで保険会社に請求すればいいものの、手持ちのお金をまず払わなければいけない。
その手持ちのお金が、まずあやしい!!
どうしようかと悩んでいる間に、相方はうんうんうなり、そしてだんだん冷たくなっていく。
私はふと、思い出した。
保険、病気の保険には入っているが、病気で死亡の保険には入っていないことを。
そこで、私はちょっと退屈していたのもあって、でも半分本気で相方に言ってみた。
「あのー、もし、自分死ぬと思ったら、窓から飛び降りるか、階段から落ちるかしてもらえるかな?」
…相方、無反応。
それどころではないらしい(笑)
思わず自分の鬼畜っぷりに一人で笑ってしまっていると、そんなところにお医者さん登場。
来てくれれば、あっという間に、10分ぐらいで、診察終了。
隣の薬屋さんに行って、この薬を買いなさい。という指示をくれて、あっという間に帰っていきました。
ちなみに診断は、胃炎。
そういえば、こいつ、旅行に来る前から胃が痛いと言っていた。
なのに、こっちに着いたら着いたで、毎日エスプレッソを飲みやがって。
絶対に自業自得だ!!
ちなみに某占いでも、小殺界で旅行先の病気に注意と言われていたらしい。
私の一日分の時間とお金を返せーーー。
と、無情にも本人に向かって言ってみました。(私の呪いのとばっちりプラス、ストレスという説もある(笑))
いや、薬飲んだら、ちょっと落ち着きましたよ。
その後、オトンとオカンが帰ってきたので、看病を交代。
ちなみにこの二人は、かなりアバウトな地図を持って、ミラノの中心地に向かい、道がわからなくなったら日本語で道を聞くという大冒険をしてきたらしい。
でもしっかりと目的地のDuomoまで歩いて行って、帰ってきた。
歩き続けること7時間。さぞかし疲れたことでしょう。
っていうか、無事に帰ってこれて本当によかった。
3人に安心したところで、私が耐え切れず、出かける。
せっかく、ミラノにいるのに、昼間出れなかったのに、もったいないんじゃーー!!
ということで、夕方3時間、一人でミラノの街を歩き回ってきたのでした。
でも、時間が時間だから、美術館にも行けず、ただ教会巡りな感じ。
でも、街中を歩くっていいものですね。
帰りは夕立にあったので、地下鉄で帰る。
いつも思うんだけど、ヨーロッパの地下鉄の切符ってわかりにくいよね(怒)
人に教えてもらいつつ(ここらへんが交流ですね)、ホテルに帰って、前日に食べるはずだった相方の誕生日ケーキを夕飯に食べたのでした。(もちろん相方自身は食べれない)
一人で見たスフォルツァ城横の公園の平和の門。
これを撮るために、ものすごい距離を歩き、サッカーしている人の真中を歩いた(笑)