車上ねらい対策1 ~手口を知る~

私は、2000年の初夏にランクルを盗まれました。

車内には、お気に入りのCDなどのモノと、何よりも思い出の詰まった空間がありました。


車上ねらい(車上あらし)よりも発生件数こそ少ないですが、

お金も日常生活でも、被害が大きいので注意が必要です。

車上ねらいも自動車盗難も、被害の防ぎ方については、ほとんど同じです。


車上ねらいに遭わないために、まず、敵の手口を知りましょう。


愛知県警の警察官に聞きましたが、やはり、サイドウィンドウを割る手口が多いようです。

ガラスをたたき割って入る原始的なやり方は、難しい技術がいらないので、

誰にでも簡単にできるのです。

しかも、カギを開けるなどの時間が全くいらないので、あっという間に

犯行が終わってしまいます。

最近では、遊ぶ金欲しさに未成年者が、犯行におよぶケースも多くなっています。

なお、全国では年間40万件以上も発生しています。


サイドウィンドウをたたき割るのと、同じくらい有名な手口に、カギをこわす方法があります。

カギを差し込む部分のキーシリンダーに、マイナスドライバーなどを差し込み、無理やり

ガチャガチャまわして内部のロック部分をこわすのです。


また、車内に入るだけではなく、ホイールを盗んだり、ナンバープレートを盗むといったもの

まであるので、注意が必要です。それと、軽自動車であっても、大衆車であっても、

古い車であっても、ねらう車を選ぶのはあなたではなく窃盗犯なのです。もし、あなたが

車を持っておられるのであれば、防犯意識を持っていただかないと、かなり危険です。

まさか、自分には起こらないだろう・・・

これが命取りになります。


車上ねらい対策1は、基本中の基本ですが、あなたのすぐ側に窃盗犯がいるかも知れません。

とにかく、防犯意識を持つことから始まります。




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