子どものことば
子どもに言われた一言で、腹が立ったり、妙に怒れてくる事はないですか? 子どもは、純粋に感じたまま言葉を発します。 大人も感じてるけど、発しないだけかもしれません。 みんな感じてるけど、そのままストレートに出すか、ことばを呑み込んでるかの違いではないでしょうか? みんなから同じ事言われたりすることもあるでしょう? なぜ、腹が立つかと言うと、自分の思ってる事を言われるからです。 自分のひがみを指摘されるからです。 こう思われてたらいやだなあ、と思ってる事をそのまま言われるからです。 どうしたら、嫌な事を言われないのか? それは自分を変えるしかないです。 変わろうと思ってがんばって変わるものじゃないのです。 まずは、自分の理想を考えるのです。 なりたい自分を・・・ 吉田松陰の言葉で「あなたの志は何ですか?」というのを、大河ドラマでも毎回でてきますが、志と言うと難しく感じるかもしれませんが、理想の自分、なりたい自分を考えるのです。 吉田松陰が気になったので調べてみると、こんなことを言ってます。 「夢なき者に理想なし 理想なき者に計画なし 計画なき者に実行なし 実行なき者に成功なし 故に、夢なき者に成功なし。」 このことばは非常にわかりやすいと思います。 第一段階は、理想をもつということなのです。 変わりたいと思えるだけで、夢を持っているということです。 最近は、夢を持っている人も少ないのではないでしょうか? 何のために生きているのか? 我慢するためだけに生きているのか? 我慢して生きていれば、誰かが幸せにしてくれると思っているのか? 人を見ていてそう感じます。 景気がよくなれば、自分も自然とよくなると思ってる人が多いのではないか? でも、これからの世の中は、どんどん二分化していくと思います。 このままの状態で待っているだけの人、依存しているだけの人は、どんどん下っていくと思うのです。 今、2つの道があって、自分の歩んでいく方が上りなのか、下りなのかほとんど差がないからわからないと思います。 なだらかな坂を上ってるように見えて、実は下っていた。 その道が下っている事に気付いたときには、もう急な坂道をころげおちているのでいくら戻ろうと思ってももう戻れません。 今まで上ってた人も、実は下り道になってるかもしれません。 今までの常識が常識でなくなってきているのです。 赤信号、みんなで渡ればこわくない、という時代ではなくなってきたのです。 なぜ今、大河ドラマで明治維新の頃をやっているのか? わからないかもしれないけれども、大きく時代の転換期に入ってきているのです。 だから、幕末に理想を志をもった人たちが、世の中を動かしていったのです。 でも、最初にやったことは簡単なことなのです。 自分をちょっと変えただけ。 ドラマを見ていてもわかると思いますが、「志をもつ」そこから全てが始まっているのです。 どのような自分になりたいのか? 理想の自分とは何なのか? 「人からどうのように思われてるのか?」ではなく、「人にどのように思わせたいのか?」ということなのです。 人から見た自分に怯えるのではなく、人に自分をどう思わせるのかということです。 最近、学校の先生は先生と呼ばれなくなっています。 昨日も大ベテランの先生が、今年の1年生は、先生と呼んでくれると喜んでいました。2,3年生とはえらい違いだと。 でも、同じ学校にいても私は逆に、先生と呼ばれないことがあるかな?と思ってしまいました。 自分をどう見せるかなのです。 最初はハッタリでもいいのです。 理想の自分に見せればいいのです。 結局、いちばん見ているのは誰かと言うと自分なのです。 その積み重ねが、そのものになるのです。 そうすれば、気が付いたときには、子どもから受けることばも変わります。 ネットで、いろいろと調べてるということは、夢と理想はあるのだと思います。 だから、第一段階はクリアしているのです。 まず始める事は、人の目線ではなく、自分の目線で考えるということです。 「なりたい自分は何ですか?」 そうすれば、生徒であろうと、自分の子どもであろうと、自ずと変わってきます。