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free way

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43(刑務所編3)

扉絵:ホモっぽい笑みを浮かべながらバナナを食す花田。
煽り:着々と刑務所を支配していく本部ッッ


見開きで座して向かい合う本部と麻川。二人とも瞑想しながらブツブツ言ってる。
本部と麻川が目を瞑っている顔のカットが交互に描かれる。
と、いきなりドアップでニタァ…と笑む本部。
次のコマで泡を吹いてひっくり返る麻川。
堀井が嬉しそうに笑ってる。
本部「勝負あったか」
   「これで此処の主は俺ってワケだ」
   「全囚人のデザート」
   「一つ残らず俺の懐に入るって寸法よ」(哀しそうな顔の囚人達のイメージ)
小躍りしながら立ち去ろうとする本部。追随する堀井。
懇願するような麻川の表情。
麻川「ま…」
   「待ってくれぇ…」
渋い顔で振り返る本部。堀井は見下すような目をしている。
麻川「俺ぁ…」 
   「俺ぁ…カルト教団の教祖だ」
   「だが初めてだ」
   「アンタに初めて神を見た」
   「アンタ…」
   「神なのかい?」
ドアップで悲しそうな顔をする本部。
本部「 俺 は た だ の ホ ー ム レ ス だ 」
   「そして神と認めるのは唯一一人だけだ」
ドアップで仏頂面になる堀井。
麻川「その方は一体…」
本部「駅前のコンビニでオーナーをしておる」(バックではエプロンをつけた中年男の後姿の絵)
   「俺たちホームレスにとって」
   「まさしく彼は」

    神    ッ    ッ    !    !

仰々しく手書きで「神」の字。
驚愕の表情を浮かべる麻川。
本部「神はよォ…」
   「俺たちホームレスにとって救世主だった」
麻川「一体…」
不敵な笑みを浮かべる本部。
本部「賞味期限の過ぎた廃棄の弁当」
   「それを配ったんだぜ?」(バックでは人の良さそうな中年親父がホームレス達に弁当を配ってる図)
麻川「神…」
本部「そう」
   「神だ」
気を失う麻川。
崩れ落ちた麻川を見やる本部。
忙しそうに脂汗を拭う堀井の仕草で引き。


煽り:神は実在したッッ
コメント:五十個以上もバレを書いてると、一番の強敵はコメント欄になってくる…。


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