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曹操注解 孫子の兵法

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Oct 20, 2010
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さて、これは最近の話。

ある地方都市の関係者から松下政経塾出身の若い地方議員の評判を聞いた。

その議員は、市民相談の市役所に対する窓口のクレームを聞いて、その市民と一緒に市役所の部署に押しかけたというのだが。

何のことはない、その人が不注意で担当職員の説明を聞き飛ばして、何年もそのままになっていたということだ。
担当職員は定型の業務で、ちゃんとインフォームドコンセント(確認作業)をとっている。
そのことはどこの市役所の現場でもやっていることだ。
その市役所でやっていなかったとしたら、職員個人の職責問題になってしまう。

しかし、その議員は、市民クレーマーの勢いに呑まれて、ついつい市役所職員が「説明した」という経緯を否定する立場に立ったようだ。
そこで、政経塾のOBとして絶対に口にしてはならないことを言ってしまった。

「この問題を議員質問として取り上げる」
「(結果的に確認作業が不十分だったのだから)郵便を出して通知してはどうか」

あとから本人の弁明を聞いたが。
一般職員を前にして「このトラブルを議員質問で取り上げるぞ」とうっかり発言することは恐喝行為も同然だ。
職員は通常業務を果たしたといっているのに、それを信用するしないは議員個人の判断の問題だか。

この市民は市役所から補助金を受け取る受益者の立場なのだから、もし人物から政治献金を受けていたら、北海道の鈴木ムネオがやったことと金額こそ違っていても同じこと。
利益でつながった有権者の意見にしたがって、議員調査権を利用して一般職員の業務怠慢を指摘して、
「新たに費用をかけて、連絡を郵送しろ」と命令権もないのにアドバイスしたとのこと。

そりゃあもう小沢一郎幹事長が命令権もないのに、政府の幹部を前にしたら、アドバイスだといっても命令になるだろう。
小沢一郎の公設秘書が、岩手県庁職員を前にしてアドバイスしたら、職務権限がなくても、命令したことになるのだ。それで小沢一郎は逮捕されかかっている。
小沢一郎さん本人はあずかり知らぬところで、公設秘書がそのようなアドバイスをしていたというだけで、政治の犯罪行為は成立するわけ。

だから、この地方議員は、市民相談の仕事だということで、実は鈴木ムネオと小沢一郎議員の公設秘書と、スケールの小さな古臭い政治活動をやっていたということだ。




もちろん、このようなことは議員がどこに電話をかけたって
「いや、そんなことはありません。なんでもないですよ」という反応になるだろうが。
社長には正確な情報は何も伝わってこないことは厳しく自覚するべきだろう。

「この議員は不都合な事実のもみ消しをするために、こんなに一生懸命になっているんだな」と幹部職員は考えるだけだろうし、
「いやトラブルにはなっていませんよ」というのが当たり前。

トラブルになったら、現場の責任問題になり、さらに通常業務に支障が出るわけだから、現場は何も歓迎しない。
しかし、郵送作業のために、郵便の費用がかかり、通知の郵送のために一般業務が「妨害」され、いつもやるべきことが妨げられた。
その原因は何か。
通知の郵送が本当に必要だったのか。

「通知をしていただいて、ありがとうございました」という喜びの反応が市民から多数返ってきているというのならば、それは通知したことに意味がある。
アドバイスは有意義だったといえるだろう。
しかし、そんな好印象の反応がないとすれば、公金をムダにして、職員たちをムダに働かせたということだ。
自分勝手なアドバイスをしておいて、その結果を十分に検証したりもしない議員活動は片手落ちだといわねばならない。
議員特権に安住して、思いつきのアドバイスをしまくるなど、マリー・アントワネットごっこをやりたいのか。

その原因は、「現在の窓口のインフォームドコンセントが有効に働いていない。このままでは不十分だ」と、議員が疑いを持ち、一般職員の話を受け付けなかったこと。
その上で一方的なアドバイスを、議員質問をチラつかせて強要したということだ。

新人の地方議員ならば、多数の人々に郵送で通知する作業に、いかに労力と時間と費用がかかるのか、想像できないことはあるまい。
それが「アドバイス」ということで、言葉の言い過ぎぐらいで責任回避ができるのだろうか。

地方議員の電話口の弁明は実に聞き苦しいものだったが。
まあ、反省してもらいたい。







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Last updated  Oct 20, 2010 07:25:44 PM


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