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フランスでの暮らし

フランスでの暮らし

ケーキ屋で働くということ

やはりココは男の職場だった。
9割が男だ!専門学校にいた9割の女の子はどこに行ったのだ?
これはいまだに不思議である。
コンテストに行っても、経験5年以下の部にはたくさん女の子がいるが、8年以上とかになってくると男ばっかりである。やはり女の子は続かないのか?


私が思うその理由。
1:ケーキ屋になりたいと思うそのきっかけ
  たいていはケーキ作りが好きだから!である。
  が、これはケーキ作りではないのである。ご家庭クッキングとは訳が違う  家でのケーキ作りは、スポンジを焼き、生クリームを立てて塗る。
  お店では、一人がスポンジを焼き、もう一人がそれをスライスして、フルーツを挟む。そして、もう一人が塗り、最後にもう一人が飾る。
流れ作業なのである。お店の規模にもよるが、焼き物と、仕上げは、別々である。一人でひとつのケーキを仕上げることはまずない。
そして毎日同じものを作るのです。当たり前だけど、家で楽しく作ってるときは、作りたいものを作りたい日に作ってた。
ムースはオッきいミキサーボールで仕込むのです。最後のほうはそれを片手で持ち上げて生地を流す。女の子にはかなりの重労働。
焼き物生地は、腕をミキサーボールに突っ込んで混ぜます。
ごむべらでちまちま混ぜるのとは訳が違う。
釜の一番上は高くて、奥のものを出すときやけどしたりする。
ケーキ屋さんでケーキ作り!をイメージしてきた子はがっかりする。

2:雑用で手が荒れる
  そんなことぐらいでと思うかもしれないけど、手荒れはかなりひどいです。かさかさではなくがさがさ。手のしわというしわがひび割れます。
空気が動くだけでひりひりすることもある。
女の子は肌荒れを特に嫌がるからな。

男の子は仕事としてくるけど、女の子はどうも趣味の延長で来る子がいる。
だから続かないんじゃないかな?
もちろん、続けてる子もいる。私の友達にもがんばってる子はたくさんいる。その子たちは、毎日技術を伸ばすために必死に努力してる。
見かけは普通の女の子だが、職場に入ると、男の負けないパワーを出す。
休みなく働く。



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