童話「ベラのペンダント」11童話「ベラのペンダント」11です。良かったら、最初から読んでみてくださいね。 童話「ベラのペンダント」1・2です。 フリーページの最後の「続き」をクリックしていただくと続きが読めます。 また、挿入歌として「遥かなるあなたへ」を作詞作曲してみました。 上の題名をクリックしてみてくださいね。 「それでも、お父さんの王様に逢いたい」とベラは言う。 「王妃にばれたら、また命を狙われるわ」とテレサ。 「なんとか王妃に知られずに、王様に近づける手立てはないの?」と切なく見つめるベラ。 「この教会の信者で、娘を亡くしたばかりの貴族が居るのだけど、養女にしてもらえないかししら。 同じ年頃だし、ちょうどいいかもしれない。」 「貴族の養女なんて、私に務まるかな?」不安そうにベラはテレサを見上げた。 「大丈夫よ。あのエリーゼに育てられただけあって、礼儀はわきまえてるわ。 あとは作法など身につければなんとかなる。」 早速テレサが貴族スコッチ家に養女の話を持ち込むと、 娘を亡くしてふさぎ込んでいる妻を心配していたスコッチ家の当主は、二つ返事で承諾した。 何より信頼してる教会の牧師夫人テレサの紹介だからだ。 幼馴染のユリウスも、スコッチ家の使用人として雇ってもらえた。 (続き) ジャンル別一覧
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