MUSIC LAND -私の庭の花たち-
曲をクリックして、聴いてください。相田みつをの詩につけた曲「厳冬」が聴けます。停めたいときは、出てきたプレーヤーのストップボタンを押してください。 小5のミンミが、おやこ劇場で呼んだこんにゃく座のオペラ「どんぐりと山猫」のどんぐりっ子として出ました。以前、日記でも書いたのですが、劇団に2回教えてもらい、後は4回おやこ劇場で自主練習をして、臨みました。私も前半は、指導していたのですが、おやこ劇場には、プロのピアニストで声楽も教えてる方がいるので、後半は、発声から教えてもらい、子ども達も動きながら声が出るようになってきました。 昨日は、お昼からリハーサルで、6時開演。劇団の人と一緒にやるのは緊張するかな?と思っていたけど、子ども達は意外と平気?見ている私達大人、親のほうがドキドキです。どんぐりっ子の在籍してる小・中学校には招待状も出したので、ミンミの担任の先生も来て下さいました。残念ながら、用事があって途中で帰られてしまいました。ミンミが出る2部は見てもらえなかったけど、見られてたら、緊張しちゃうかも?と言っていました。もちろん、喜んでいて、励みになったようです。 原作は、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」です。上の4枚の写真のうち、左下の写真の左が山猫、右が一郎。どんぐりが、とんがったのと、丸いのと、大きいのと、背の高いのの4つのグループに分かれて、自分達が1番偉いんだと主張するのです。裁判官の山猫が、誰が一番偉いか決めかねて、一郎に相談すると、「この中で一番偉くなくて、馬鹿で、めちゃくちゃで、てんでなっていないようなやつが、一番偉いのだ。」と言うのです。宮沢賢治は熱心な仏教徒だったので、お説教で聴いたのだと一郎に言わせたのでしょう。「世界でひとつだけの花」じゃないけど、誰が1番なんて、決められませんよね。世界で1番強い国だって、本当はアメリカじゃないかも?そんな思い込みで、威張ってるのは嫌ですよね。 ちなみにミンミは、とんがったのなので、手を上で合わせて表現してます。照れ隠しなのか、笑ってやっていました。上のアニメになってる時のように、歌の出だしが上手く合わないときもあったけど、まあご愛嬌ですよね。子ども達みんな可愛くて、見てる私達も感激です。こういう参加型はやっぱりいいなあ!年齢制限で、小2のカズは出られなかったので、またこういう劇を、おやこ劇場でとりたいな、と思ってます。 ビデオも載せたかったんだけど、上手く出来ません。仕方ないので、アニメにして、載せてみました。音声がないのが残念ですが、うちのデジカメ、音声が録れないのです。どっちにしてもアニメにしたら、ぶつ切りかな? どんぐりっ子の練習風景です。3月29日のワークショップは、こんにゃく座のトップクラスのOさん!やる気があるんだか、ないんだか分からない子どもたちを一生懸命盛り上げてくれました。張り切って大きな声を出す低学年の子ども達とは対照的に、緊張か、照れくさいのか、声が出ない(出せない?)高学年の子ども達。それでも、ふくろうや犬の真似をして声を出したりするうちに、リラックスしてきたのか、少しずつ声も出てきました。 4月12日のワークは、山猫ことOさん。前回の最後に「プロの劇に出るのだから、あなた達もそれなりに練習頑張って!」と活を入れられていたので、厳しいかとちょっと緊張気味の子ども達。一人ずつ向き合って、振りや歌で相手を圧倒するゲームをやると、お腹をつついたり、笑ってしまう子どももいて楽しい雰囲気に。声も動きも良くなったね。こんにゃく座の人が5人も来てくれて、リハーサルさながらの、動きをつけた練習も。おやこ劇場としてどんぐりっ子をやるのは、初めてとあって、こんにゃく座の人たちも、力を入れて練習してくれてました。 2回のワークの他に、4回の自主練習にも、多くの子ども達が参加してくれました。暗譜も早く、さすが劇場の子ども達!担当運営のFさん、私の他に、Iさんも協力してくれて、練習しました。名前当てゲームや、いろんなどんぐりチームの対抗歌合戦?などで仲良くなれたかな。他のどんぐりっ子のビデオを見たり、どんぐりと山猫の紙芝居も読みました。休憩時間は、練習の時もそういう声が出るといいのに、と思うほど、よく遊んでました。ワーワー出てくるところは、走るのに夢中で、途端に声が出なくなってしまうので、動きながらの発声もやったら、少しずつ出るようになってきました。「本当は動いた方が声が出るんだよ」という山猫のOさんの言葉を信じて、歌って踊れるオペラ歌手に挑戦!?リハーサルや控室でも、元気一杯の子ども達。やり終えたときは、みんないい顔してました。練習も本番も、本当によく頑張ったね。作ったばかりで、配るのが最初というどんぐりっ子バッチをもらって、誇らしげでした!