劇「パーフェクト」(俳優座)を観ました。元俳優座劇場の5階の俳優座スタジオで。
あらすじ。
最後の「結果は出すものじゃない。今が結果だ」という台詞が印象的だった。
「気持ちが付いていかない。気持ちはそんなに簡単に変えられない。
出生前検査でダウン症と言われ、夢描いてた未来が壊れた気がした。
中絶するのも殺人だと夫が罪悪感でコントロールしようとしている。」という妻。
中絶するかしないか決めるのは女性の権利。
でも障害があるから中絶するのは障害者差別の優生思想。難しい問題ですよね。
先日観た劇「彼女たちの断片」の「自分の体は自分のもの」に通じるものもある。
不妊治療をいつ諦めるか?で離婚したプロデューサーとカメラマン。
大腸ガンになった母が延命治療などを家族と人生会議で話し合いたいと言う。
いろんなテーマがあるけど、みんな命を考えるのは共通してる。
それぞれの考えを正直に打ち明け、
共感出来なくても理解しようとするだけでも歩み寄れるのではないかな。
そんなことを考えさせられる劇でした。
床や壁の一部が、蛍光塗料で暗転の時に浮かび上がるのも、
闇の中の光の希望のようで良かった。
開演前に撮影。