講演会「聞こえていますか?子どものSOS」を聞き、ふりかえりをしました。
入間おやこ劇場発案で、入間市青少年活動センターで行われたこどもの居場所作り応援講座「聞こえていますか?こどものSOS」に参加してきました。講師は、さいたまチャイルドライン代表理事 太田久美さんです。メモ書きですが、そのままアップしますね。心にしみる話でした。うまい聞きかたをしたら、人間関係がうまくいきだす。チャイルドラインはイギリスから。元は北欧。33年前にこどもへの暴力禁止を法律化。体罰は容認派がいるから、なくならない。体罰した人を責めるのではなく、変えたい。イギリスで虐待が問題になって、チャイルドラインが出来た。NPO法人でイギリス国費が出てる。46都道府県。発信数821591件中、受信数214643件。着信率26.1%18才までの相談電話。子どもの自殺 毎日1.4人。虐待死 3日に1人。孤独を感じてる子ども 3人に1人。虐待を受けてる子ども自身がかけてくる。ステップファミリー。再婚して連れ子がいる家族など。その子を置いて出て行く。未成年の子どもがうちを追い出されて、ストリートチルドレンになっている。性15~39才までの死因第一位は自殺。就職口がない。不安定。幼くて大人になれない。先進国では日本だけ事故より自殺が多い。アメリカは事故、銃で殺されることが多い。日本の子どもの貧困率15.7%305万人片親50.8% 母子家庭。可処分所得1/4以下。チャイルドラインの四つの約束秘密は守る。どんなことでも一緒に考える。名前を言わなくていい。切りたいときには切っていい。チャイルドラインのキャラクターは、やなせたかしが審査委員長で決めた。チャイルドラインでは、こどもの権利条約を大切にしている。何かをしてあげたいと思っても無力。指示、説得などは言わない。一緒に考える。チャイルドラインでは。子どもは、自分に起こっている問題に対し、どうしたいと思っているか、なにができるか。寄り添う大人は、子どもが「あ、この人は自分をわかろうとしてくれてるんだ」と思えるように。どうしたらいいかを自分の体験の中から考えるのではなく。誰かに相談できないか。子どもに考えさせる。どういうふうに話すか練習。勇気が出たら話しかければいいと伝える。もしだめなら、またチャイルドラインにかけておいでよ。人の話を聞くこと。チャイルドラインは匿名の電話。匿名だから話せることがある。個人が受けるのではない。かけてきたのはチャイルドライン。切りたいときには切っていい。子ども主体の電話。妊娠の相談が多い。避妊しなければセックスしてはいけないと言う。避妊具は自動販売機でも売ってる。相談は男子の方が女子より多い。哲学的な問答もある。なんで生きなきゃいけないの?男子高校生が一番多い。就職できない。進路を諦めなければいけない子どもに学校から奨学金などを紹介して欲しい。性への関心も多い。性の悩み。自分の変化に戸惑う。頻回者は病的な人もいる。女子は人間関係。女性は大人になっても、居ない人の悪口?無言は45%。埼玉県は全国三位のアクセス数。話し相手を求めて雑談。女子は全年齢で人間関係。受け手は相関図を書いて理解する。友達関係がうまくいかないのは自分のせいと自己嫌悪。いじめは男女共に多い。男子。パンツを下ろされる。マスを強要される。先生がなんにもしてくれない。森田洋司ほか「日本のいじめ」先生がいじめをなくそうとしたら、いじめはなくなっていく。9,10,11月は行事で集団行動でいじめが起こる。運動部より吹奏楽部にいじめが多い。いじめの結果は、被害者の子どもが引き受けることになる。子どもの最善の利益が守られない。教育を受ける権利。履歴に空白ができる。将来的に収入の減もありえる。何よりも自信を無くし、自分に自信が持てなくなる。時には精神を病む。不登校で中学を卒業してしまうと、あとで夜間中学に入りたくても入れない。人間関係、話し相手、いじめ、虐待、暴力、犯罪、妊娠、自殺。埼玉県の自殺数は少し減ったけど、若者の自殺は多くなっている。やってることは認めてくれず、やってないことだけ叱らる。大人は言い訳ができるが、子どもは言い訳ができない。お母さんは自分のことを好きじゃないんじゃないか。高校生になれば、いじめの電話が減るけど、埼玉は減らない。親が自分をわかってくれない。愛してくれない。人間関係でも家庭内に悩み。高校生は自己肯定感が低い。世界でも低い。アメリカ、中国、韓国、日本の順。家事手伝いをしないから、褒めてもらわない。認めて分かってあげれば、自己肯定感をもてる。今の自分でいいんだよと言ってもらいたくて、チャイルドラインにかけてくる。子どもの言い分をきく。事柄ではなく、気持ちを受けとめる。子どもの話しを聞くと言いながら、子どもに話をきかせてるだけの大人がいる。わかろうとしている気持ちを伝える。辛い、悲しい気持ちを受けとめる。親に言って欲しかった言葉をたくさんくれとありがとう。自分のことをいい子、頑張らなくていいんだよと言ってくれて嬉しかった。クラスの同調圧力が強いほど、いじめが多い。押し付けはよくない。子どもは親に一番分かって欲しい。監督ではなく、観察する。ごろごろ。小学生の放課後の居場所。入間おやこ劇場。ふりかえりでは、グループに分けれていろんなことを話し合いました。私のグループは5人中3人が入間おやこ劇場で、市子連のUさん、青少年指導員のM君もです。若いM君が、チャイルドラインのカードを毎年学校でもらってたけど、雑談でもかけて良かったんだと言ってました。また、小学校・中学校のメンバーが変わらず、立ち位置が変えられないのも辛いらしい。学校ではない居場所があると、別の自分になれる。ひとり親家庭が増え、親も余裕もなくなってきた。周りに親以外の大人がいると救われるかも。ふりかえりも、いろんなことを話せて楽しかったです。