Gレトリバー大切な時間

思いっきりボール遊びをした後食欲が落ちたり下痢をしたりって事が何度か有りました。でもそのたびに数日で復活、元気な子だから大丈夫で終わってました。母の子宮蓄膿症の手術もあって、ついつい目が十分に言ってなかったのだと思います。

母はもともと気が弱く自己表現ができにくい子でした。自分だけの場所に何気なく座った我が子を寂しそうに見つめ、当分そこに行かなくなったり、おもちゃやおやつを取られることはあっても取り返すことはなく悲しそうな顔で訴えに来るような子でした。
だから何でもお母さん１番、次に子供。おやつをもらう時も、散歩から帰って足を洗う時も、シャンプーの時も、爪を切る時も、抱っこも…。だからお母さんに何かすると必ず次はわたし♪という風に来る甘えたい子でした。でもお母さんが先は理解していてじっと我慢してました。

お手伝いも大好きで朝の新聞運びもやりたかったのにそれはお母さんの仕事、だから洗濯物運びや落ちた物を拾ったり、なんでも呼ばれることがとっても嬉しくって一生懸命お手伝いしてくれました。私が用事をしてる時はじっと我慢してそっと見つめていて、呼ばれると嬉しくってぴゅーんと飛んでくる子でした。お母さんの耳掃除をしてる時も終わるともう膝に頭が乗ってるくらい、自分の順番が待ち遠しかったんです。

もっともっといっぱい甘えたかったよね。一番になりたかったよね。
せなかの羽根に気づいていなかった自分、とても悔やまれます。