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【第五章】誠実な対応は商売の基本-------------------------------------------------------------------■ ネットオークションから得られる商売の基本 その５ ■ ------------------------------------------------------------------- ▼ 前回のまとめ ▼ ・・・そうなんです。ヤフオクには商売の基本があります。 プロとアマチュアの境界線の手前にも、やはりセオリーが存在するわけ です。 売れるために戦略を持たずに取り組むと、そうそう簡単には物を人様に 買っていただくことは難しいといえます。 これはこれからはじめようと思っているビギナーの方から、取り組みの 姿勢として、深く認識しておいて損はありません。 １.まずは価格・・・（前回掲載） ２.次にコピー・タイトル（前回掲載） ３.開始金額・・・（前回掲載） ４.迅速性・・・（前回掲載） ５.誠実な対応 ６.梱包などにけして手を抜かない 上記の６つを上げさせていただきます。 ▼今回もオークションから得られる商売の基本をお送りします。 前回は迅速性のお話をさせていただきました。 スピードはなによりも成功するために必要な要素のひとつです。 ▼誠実な対応は商売の基本（キーワード）です。 -------------------------------------------------------------------- だれでも、そしてきっとあなたも同じだと思いますが、商品が早くほしい がゆえに、なかなかネットショッピングじゃあ満足できないという人も、 かなりいらっしゃるのではないでしょうか？ なぜなら、お店で買うときには、目の前の商品に直接触れることができて、 しかも、その場ですぐに手に入りますよね。 でも、地方の方や、何らかの事情でショッピングに出かけることが出来な い人だって中にはいます。仕事で夜遅くなる人なんかもそうですよね。 そんな人たちが、ネットショッピングにはまるきっかけは、この迅速な対 応が欠かせないのだと思います。 夜の落札から、連絡、そして発送までがスピーディーに運ぶと、１日から ２日で商品が手元に届けば、やはり「よかったなあ」「うれしいな」と、 落札者の方は思うはずです。 そうでない方でも、いやな気持ちになったり、なんとなく不満を持たない というだけで、あなたへの評価はきっとよくなるはずです。 そうした積み重ねがオークションや、もちろん商売全てにとって、もっと も大切な事のひとつではないでしょうか？ そして、今日はその先にある、『誠実な対応』へと進んでいきます。 『誠実な対応』と言えば、特に前出の迅速性とも絡みますけど、心がけた い事は、あくまで相手の気持ちを優先することですね。 たとえば、料金の払い込みの口座については「ジャパンネットバンク」や 「e-バンク」「郵便局」に「都市銀行系」があればある種ほとんどのお客 様（落札者）に使い勝手が良いということになります。 自分が銀行系の普通口座しかももってなくて、それだけだと選択の余地が なくなる事になり、利用者はわざわざ指定の銀行まで出向かなくてはなら なくなります。 あなた自身も、ネットバンク系ではないがゆえに、入金の確認に時間がか かって、すぐに次の行動（発送）に移ることが制限されてしまいます。 そのためにも、各種金融機関をそろえておく事は、初歩の初歩ですけど、 落札者のために誠実に対応するという視点では、当たり前のことの最たる 物であると言えます。 また、製品の傷や汚れをきちんと説明しなかったり、製品に不良な箇所が あった場合のクレームや返品には、すぐに素直に対応しましょう。 メールでもやり取りは、ともすれば感情的になってしまったりすると、 ある意味剣呑な状況に陥ってしまい、罵倒（ばとう）しあうことにもなり かねません。 お客様は神様です。常に商売の基本になるこの一言を思い出しましょう。 あなたの商品を買ってくださる方に対しての、基本的な対応の姿勢は常に 一定ですよね。一段下がって対応することを心がける事が大切です。 ある商品に対して、自分では気がつかなかったり、自分では気にしない点 なのにもかかわらず、非常に気にされる方がいらっしゃいます。 いきなり「何だ何だ？いちゃもんつける気か？」なんて思ったり言ったり することで、その後の展開を経験されている方はもちろんお分かりだと 思いますが、泥試合てきな深みに、わざわざはまっていくことになり、逆 に身動き取れなくなったりもします。 もう一度いいますけど、あくまでお客様は神様ですので、そこのところは きちんと押さえて置くことで、お互いにいやな気持ちにならなくてすみま す。この点を踏まえてオークションなり、ネットショップを運営しません と、継続的にお取引させていただくことは難しいでしょう。 ▼「誠実な対応」とはいかなるものでしょうか？ --------------------------------------------------------------------- まず第一に、自分の出品する商品の観察をすること。 ・このぐらいいいかな・・・？ ・どうせわからないだろうから、ごまかしちゃえ！ ・めんどくさいから適当に梱包して送っちゃえ。 ・安く売ってあげるんだから、このくらいはあたりまえだろ？ などなど。 完全に独りよがりの典型ですよね。 必ずこれらの感情は商品の状態や梱包方法。そして、メールのやりとりにも 現れてしまいます。これは本当のことですよ。 無神経な人の商品は、たとえ安く買えたとしても、ガッカリするものです。 逆に誠意のある人の商品は、最初のメールや、実際の商品、そして梱包その ものからまったく違っていますね。 売るのと同時に、一生懸命買うことです。 さまざまな商品を購入していくうちに、そういう点の目利きができるように なってきます。 自分でも、その差が理解できるようになって行きます。 その先には、自分がどっちの方向に進んでいくのかが見えてきますよ。 梱包の研究も始めるようになります。 最初は、空き箱や空きダンボールだけに頼っているだけでなく、梱包材やさ んをのぞいてみたり、百均ショップで安いけれども気の利いた梱包材を購入 したりしたくなってきます。 そうすることで、購入してくれた人がとても喜んでくれることがとてもうれ しくなってきます。 梱包方法も研究するようになります。 そうしていくうちに、面白いように商品が売れていきます。 ひとつひとつを大切に大切にしていく気持ちがあると、自分だったらそうし てほしいことを、相手にしてあげられるようになってきます。 感情に任せたメールを送り付けられたりしても、まったく腹もたたなくなり ます。相手のけんか腰の論調にも乗らなくて澄むようになります。 相手の気持ちがわかるようになってくるんでしょうね。 そうすると、梱包や商品の扱いが丁寧になってきますね。これは必ずそうな りますね。 気持ちのいい取引をしたくなるために、相手に対しても思いやりのような気 持ちが芽生えてきます。 そうこうしていくうちに、あなたの評価、評判はどんどん上がっていきます。 単なるテクニックなどではなくて、気持ちの中で苦労も喜びに変わっていく 過程にこそ、商売のコツが潜んでいると思います。 私の場合には、この『商売のコツ』が身についたことで、本業のほうでも、 年間数億の売り上げを記録できるようになりました。 同じ発想や、同じ取り組みで自分で起業してみることも面白いかな、と思う わけです。 まあ、まだまだ発展途上の駆け出しでしかありませんけどね・・・・・・。 富や繁栄は、人が多く集まることと、人が幸せに、そして得したと思って くれるかどうかにかかっています。 お金よりも大事な事を教えてくれるのは、あなたのお客様一人一人なんで すよね。 多少の金額の差に一喜一憂するよりも、商売の基本を学ばせて頂いている んだと思ってください。 １万円やそこらの差額など、商売の基本を教えてもらっている事を考えれ ば、全然安いものですよ。 「損して得とれ」です。 あせらずに、あわてずに一歩ずつ進んでみましょう！ ジャンル別一覧
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