バイリンガルトライリンガルの育て方 13
ご無沙汰してしまいましたさて、1歳9か月頃、人によって英語、日本語、ドイツ語を使い分けるようになった娘は、それ以来きちんと3か国語を使い分けられるようになりました。アメリカでは相変わらず最低週に3回は終日アメリカの Day Care, 家では私とは日本語、夫とはドイツ語で話していました。2歳半になった頃、幼稚園の日本で言うところの「お受験」がありました。私は日本の「お受験」は時間とお金を非合理的に使うのものだと思っています。お金と時間をかけて、丸覚えしたことが多い子が入れるのが日本の「お受験」なのでは?アメリカの幼稚園は、親の学歴と仕事を聞かれます。卒業した大学、大学院の名前と学部、している仕事です。1時間くらい両親しっかり面接されます。そして子供が呼ばれるわけですが、何の準備も要りません。行って、室内の砂場やおもちゃで遊ぶだけ。担任になる先生数名と、園長先生的な方がどんな風に遊ぶか見ておられ、What is your name?How old are you?What are you doing with the boat?(船のおもちゃで遊んでたら)などの質問がされていたと思います。つまり、事前にする、もしくはすべき準備は有りません。学歴も仕事も変えられないし、子供がどんな風に遊ぶかも変えられない。この入学準備を終え、15人が Pre Kindergarten (幼稚園の前で、3歳から始めるもの)に入りました。生徒15人なのに対し、先生は3人。一人は幼児教育の修士課程修了で、残り二人も教育関係の大卒でした。さらに体育と音楽は別の先生が担当されていたため、なんと、うちの子は3歳で既にどんだけどんくさいか、音楽の才能もなかったことがわかりました(笑)子供が通っていた幼稚園は、18歳まで一貫教育の私立だったため、高校まで色々な先生がおられたからです。ここで、「うわ、うちの子もや・・・」と思われたお母様、お父様、3歳でダメでも、努力すればある程度なんとかなります(笑)私の娘は学校で8歳くらいからお琴をやっていたため、やめる2年前には普通よりはかなり上手に弾けていました。ダンスも9歳くらいから学校の授業でプロのダンスの先生について習っていたため、平均よりはうまくなりました。運動はビックリで、背が高く力が強い子に育ったので、バレーボールとバスケットボールは、学校の代表チームに入りました。ここで私は思いました。なんでも小さい時からプロについて学べば、才能なくとも普通よりちょっと上から、まあまあにはいける。勉強も同じなのでは?3歳の時点で、「…アカンわ・・・」と思っても、その頃からプロについてしっかりやれば、中の上くらいには行けると思います。人間は2/3は生まれつきの資質 (DNA)、1/3はその後の努力とアメリカの研究結果で出ていると、私がアメリカに住んでいた時に言ってました。つまり1/3はトレーニングでなんとかなる!