カテゴリ:旅
独り占めしておきたい、そんな温泉があります。
‘柳沢鉱泉清水屋’ 那須に滞在中、時間を見つけてはお湯を戴きにあがります。 鉱泉と言うのも珍しいのですが、その泉質も変わっています。 加熱して時間を経ると、カルシウム分の結晶が油膜のように表面に張ってくるのです。浴槽の右側あたりに浮んで見えるのがそう。掬い上げて触れると、シャリシャリとした欠片が溶けるように散ります。 赤茶色の湯は見るからに鉄分を多く含んでいそう。底に足が触れると沈殿していた成分が舞い上がり、深い色の濁り湯へと変化します。 私には少し熱めの温度。冷たい源泉で加水します。源泉は口に含めば鉄分の味と弱い炭酸のような刺激。 硫黄の香りはしないので、多分成分的に少ないのでしょう。お陰でアトピーの私が入っても、肌への当たりは柔らかく何度でも浸かりたいお湯です。 鉄分の多さにより温まり方が素晴らしく、今の時期は湯から上がった後の汗がなかなか引かない程。
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最終更新日
2008.07.18 09:39:22
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