FROST*

2008/07/25(金)11:58

ネクタリンタルト

おいしい(48)

タルトを焼きました。桃に引き続き、ネクタリンも2パック買っていたから。 どうやら薔薇科の果物がお好みらしい私は、見つけるとすぐに手が出てしまう、悪い癖。東京ではあまり見かけないのでついつい。 桃と違って皮ごと食べられるネクタリン。外皮に毛がないので油桃なんて言われるみたい。まぁま、乙な名前を付けられてるじゃないのー。 そのままでも熟していればうっとりするほどおいしいけれど、ちょっと固めの今だからこそ加工したいもの。でも、コンポートじゃなくって焼きっぱなしのタルトがいいかなと。 思い立ったら即実行。タルト台の材料OK!フィリングは・・・アーモンドがいるのか。確かパンを作ったときのアーモンドスライスがちょっぴりあった筈。いけるかな? この段階でスタートを切る私も私ですが、行き当たりバッタリお菓子作りはスタート。どうなることやら・・・ うーん、足りない。あと20グラム分位は何か欲しいかも。 とそこで!アーモンドは仁であることを思いつく。そっか、じゃ、種だったらいいんだ!ってことで、冷凍庫で眠ってた枇杷の種を使う。枇杷の仁は杏仁と同じでアミグダリンたっぷり。 杏仁よりも薫り高いくらいなので、杏仁豆腐用にいつも冷凍庫に在庫保持。 役に立つときってあるものダ。杏仁タルトみたいになっていいかも! そんなこんなでアーモンド+ピスタチオ+枇杷仁というありえない配合のフィリング完成。 きっとこんなの誰も見たことがないと思うので、勇気を振り絞って画像をアーーーップ→→→→ ザクザク感を味わいたいので、荒めに砕く。 砕いたナッツ類40グラム  卵1個 バター50g  甜菜糖40グラム   を混ぜてフィリング完成。 ここで、バニラパウダーも入れてみることにした。杏仁バニラの香りのタルトなんてヨサソゲだし。 まずはタルト生地作りから。自分への覚書も含めて、材料の分量明記。 かなりいい加減なので良い子のみんなは真似しないこと。 バター60グラム 小麦粉100グラム 豆乳20cc    甜菜糖30グラム を手捏ね。 ポロポロから一まとめになったら冷蔵庫へ放り込む(約10分)。 タルト型なんて当然ないので、ケーキ型(直径15センチ)に指で押さえつけながら均一になるよう敷きこむ。フォークでピケして再び冷蔵庫へ。 その間にフィリング作り。 と、ここで初めてアーモンドスライスの在庫を調べてみた。ら!ないじゃん。ほとんどないじゃん。計ってみたら10グラムしかないことに気づく。←今さら? しかし、ここで諦める私じゃない。我が家のお菓子袋をひっくり返してみたら、おつまみピスタチオを発見。殻を割って計ってみたらコイツもやっぱり10グラム。 さっき冷蔵庫に入れておいたタルト台、180度のオーブンで15分焼いて、型からはずして冷ましとく。 次!生地にフィリングを流し込む。ちょっと生地が膨らんでたので、フィリング少なめで結果オーライ。 16等分したネクタリンを飾ったら、再び180度のオーブンで30分~40分。 とにかくいい加減なレシピなので(フィリングはもともと通常の半分しか作ってない)出来上がるまで、こんなに不安なスイーツってないような。 オーブンの前から離れられなカッタ。暑いよ(気温33度)。 10分・・・20分と焼き進めるごとに、アララ、アララ、いい感じ。なんかとってもおいしそう。香りもとっても香ばしい。 意外とネクタリンが焦げないことにも感動(ってそんなことに?)。 タルト台なんてまさに理想の感じ。ザクザクモード入ってます。手捏ねして、尚且つ手で型押し成型したのが良かったかも(単に面倒とも呼ぶ)。 いやー、なんだかんだ完成まで一時間チョイ。 結構好みの外観で。 でもなんとなく寂しいような気もして、裏庭で取れた色づき具合も今が旬!のグーズベリーをポコポコと乗せてみました。 裏庭北欧計画実行推進委員長(つまりベリー類で庭をいっぱいにしよー委員長)である私の勝手な行動で、棘棘の樹木が増殖中。 母を困らせているけれど、こんな時は役立つもの。 甘酸っぱくて、他のベリーにはちょっとないくらい瑞々しい感触と爽やかな甘みのグーズベリーは、タルトにちょっとダケ高級感を出してくれたかも。(グーズベリーってちょっと高級らしい) 粉砂糖でもハラリと纏わせてみたかったのに、今までの経緯から察していただけるように、当然ありませんので(笑)、茶漉しにフツーの砂糖を入れて、ちょっとだけ薄化粧。なんやかんやありましたが、お陰さまで完成と相成りました。 家族にお披露目してみたら、やんややんやの大歓声。 ありがとうございます。 しかし、この段階で私も味見はしていない。一抹の不安があったものの・・・ 予想外で おいしーーーーっ! おいしすぎっ!!!!!! ザクザクでほろほろでバターとナッツの香ばしい香り。 ネクタリンの甘みと酸味も焼成されて際立ってる。 キチンと枇杷仁とバニラパウダーの香りも(入れたんだから当たり前ですが)イケテルよーー。 なんか絶対二度と作れませんが(配合的に無理)。 記憶に刻み込まれたネクタリンタルトでございました。               がんぷく

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