ローヤルゼリーは貴重
ミツバチの中で唯一、産卵能力を持つのが女王蜂ですが、その女王蜂はローヤルゼリーを食べて成長します。ローヤルゼリーは、ミツバチが花から集めてきた花粉を、働き蜂が体内で消化、分解、生成して分泌したものです。はちみつとは色も味覚も異なるクリーム色の液体で、舌をさすような酸味があるものです。働き蜂によって分泌されるローヤルゼリーは、女王蜂のためだけに与えるものなので、その生産量としてはほんのわずかだけです。そんなローヤルゼリーを養蜂家の人たちが、ミツバチの習性を利用し、高度な技術を駆使して、より多くの量を採集することが可能になりました。でも、ミツバチそのものが小さな生き物なので、いくら生産したところで大した量にはならず、ローヤルゼリーが貴重なものであることには変わりがありません。