Frutti della Terra イタリアの台所

2007/08/08(水)19:56

いびつなもの達

ローマを散歩(20)

 昼は朝市が立ち、夜は若者がビールを片手に集まってくるCampo de`fiori広場。 くるくると顔が変わる、面白い空間です。この界隈には修復工房、古本屋、骨董屋がならび、私の大好きな散歩コース。「シアム」というホコリをかぶった吹きガラス店で、涼しい、そしていびつな器を見つけました。  どれもトルコなどからの輸入品。値段は量り売り。決して質が良いわけではないですが、山のように積まれたグラス、お皿、花瓶・・・の中からお気に入りを探すのは楽しいものです。このいびつさも、また愛嬌のうち。見ているだけで切った桃、スイカを入れたくなってくる。  戦利品を抱えてルンルンと道を歩いていたら、今度は骨董品屋さんのショーウィーンドウに目が留まる。その先には銀食器がこれまた山積みの箱が。その中で一目惚れしたのが、このスプーン。1930年代の赤ちゃん用スプーンだそう。  どうりでこうクルっとしてるのね。赤ちゃんにご飯を食べさせやすいように。 何人の子供がこのスプーンで大きくなったのかな。 ここも銀の重さで値段を決めてくれます、となんだか量り売り巡りの楽しい午後でした。 このお店の親切な2人の定員さん。5時になったら急にそわそわしだし、ラジオのアンテナをいじりだす。もしかして・・・と思ったらやっぱり610の時間!LilloとGregの信じられないくらいくだらないお喋りが楽しい、「セイ・ウノ・ゼロ」というラジオ番組。密かなファンも多いらしく、本まで出ました。(相棒はもちろん本屋へ疾走)おバカになりたいときのお供に、ぜひどうぞ。 参加しています  

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