Frutti della Terra イタリアの台所

2008/01/06(日)02:12

年末年始の猫騒動

猫(7)

 皆様は、どんな年末年始を過ごされたでしょうか。私達の大晦日は、それぞれ手料理を持ち寄って仲の良い友人達と楽しみました。 白ワインから始まり、メインの子羊の肉には赤ワインを、12時には花火と共にスプマンテ、そしてお終いには私が大好きなデザートワイン。例年のごとくお酒は外せないけれど、みんな美味しくゆっくりたしなむようになったみたい。数年前はまだ頑張って無茶をしていた男性陣も、結婚したり、お父さんになったり・・・人生の変化とともに落ち着いてゆくものですね。 そんなクリスマス、大晦日のお祭り気分もそろそろ終わりかな。なんて思っていると、明日はベファーナ(Epifania、1月6日のキリスト公現のお祭り)。本来はカトリックの祝日ですが、今となっては子供の楽しいお祭り。1月5日の夜、子供達が暖炉の横にかけておいた靴下に、魔女が良い子にはお菓子を、いたずらっ子にはお仕置きに石炭を、入れに寄ってくれるのです。この季節になるとお菓子屋さんにごろごろ並ぶ黒砂糖の塊こそ、このお仕置き。魔女と聞くだけで興奮してしまう私にとっては、クリスマスよりもわくわくするお祭り。小さい自分は、きっと何よりも黒い塊を欲しがるでしょう。   そして年末の猫騒動の張本人とはこの子、エリック。夫のマンマが旅行に出掛ける時に預かるおでぶさんと一緒に、やって来ました。ひどい風邪を引き、具合が悪そうだったのを、道端で拾われた美しい赤毛の子。 てっきり獣医で検診を受けてから来ると思っていたらどっこい、鼻水じゅるじゅる、そしてノミまでも抱えて我が家に来ました。結局私達が検査に連れて行き(鼻水以外は健康体で一安心)、治療し、その他の猫達にもフロントラインを買い・・・。 「可愛そうだから」その甘い言葉だけでは足りない。道で抱き上げた時点で、まずはその子の健康を考えてあげること(飼うにしても、そうでないにしても)、そしてそれはその他の猫家族の健康にもつながる。 特にこういう事に関しては白黒はっきりしないと気が済まない私が、そうお説教した結果、エリックはやっとマンマの猫となりました。良かったね、ずーぴー鼻水エリック。 動物も私達と同じ生き物。責任を持って、家族に迎え入れてあげましょう。   参加しています 

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