無料相談だけじゃダメ!絶対!マジで絶対!な保険の話。
昨日保険の無料相談の話が出たので、保険について書いてみます。これも激しく大きな買い物ですので、しっかり仕組みを知っていた方が絶対に、間違いなくお得です。結婚に伴い保険も見直す必要があるだろう!ということで、去年末あれこれ調べました。何も知らない時は「掛け捨ては不利」とか「特約がいっぱいついていれば安心」等とぼんやり思っていたのですが、恐ろしい勘違いでした。特約をつけないのがむしろ基本です。主契約を解約すると特約も消滅します。 ※ちなみに当時夫が入っていた保険は「がん保険に特約で終身生命保険がついている」というタイプで、特約の金額が主契約の倍以上かかっており、しかも生命保険の保障額はわずか200万円(がんで死亡した場合のみ)、おまけに定年後は保障額が半減するという、目を覆わんばかりの惨状でした…。 かなりの労力を要しましたが、見直しによってほぼ同じ掛け金で必要な保障内容にすることができました。 ポイントを大雑把にまとめると、保険の目的は保険だけに絞る。保険商品は流動性が低く、現在の超低金利を考えれば貯蓄には不利(場合によって元本割れもありうる)。保険には最低限の額で加入し、貯蓄に回すべき。十分な貯蓄があれば保険には入る必要さえないケースも。つまり、多くの場合検討すべきは「生命保険」と「医療保険」である。生命保険については、貯蓄が目的ではないので、掛け捨てにして金額を安く抑えるべき。保険会社は超コスト体質。ネット専用商品等で安いものを見つけること。収入保障保険(年齢と共に総受け取り金額が下がっていくタイプ)は一定金額を受け取る商品に比べて更に安い。見積もり金額を高く設定しすぎないように注意。夫死亡時に妻が実家に帰ったり働いたりできるなら必要金額は下がるはず。医療保険については、現在は入院期間が短くなる傾向にあり、将来的にも短縮される方向にあるはず。従って期間は初日~60日で十分。長くして条件MAXまで適用されても、医療保険の総受取額はかなり低いことを覚えておく(5000円×60日で30万円程度だったりする)。「入院するとこんなにかかりますよ!」と言われるが、公的な保障があるので実際の負担額は減る。金額は多くの場合最低限(5000円くらい)でOK。先進医療特約は内容に対して金額が月々100円程度なので良いのだが、技術の発展等によって将来状況が変わってくる可能性大。契約も10年くらいで期間を切っていたりするので要確認。なお、通院特約は退院後しか適用されないことに注意(つまり必要なし)!がん保険について。医療保険でもがんは保障されていることに注意。医療保険との最大の違いは、がんと診断された時の「診断給付金」。前者は毎日ちょっとずつお金がもらえて、後者は最初に100万円単位でドーンともらえるという感じ。とは言え、掛け金に対してもらえる額が少ないのは医療保険と同じ。がんには「悪性新生物」と「上皮内新生物」の違いがある。商品によっては「上皮内新生物」が保障されないものもあるので注意。 支払い方法について。年払いにすると支払額が安くなってお得。途中で死亡したりした場合、払いすぎた金額は帰ってくる。ただし、年払い以上にするメリットはない。60歳払い済み等にすれば終身払いより一般に「総支払額」は低くなるが、一回あたりの支払い額が増えるため、将来もっといい商品が開発されて乗り換えたい時に不利になることも考慮。そして、保険は入った後何かあった時に実際に支払ってもらうことが大切。素人には何が給付対象になるのか分かりにくいし、手続きも面倒であるので、間にプロに入ってもらう方が安心だし楽です。 私は何度か無料相談に行って、信頼できる担当の方を選びました(被保険者から担当の方に対する手数料等のお金は一切取られません)。ただ、何も調べずにノコノコと無料相談に行って勧められるものに加入するのは単なるカモネギです。それなりに知識を身につけてから行った方が絶対にいいです。私は「この内容の保障が必要なので、このプランを検討している」という段階まで資料をキッチリ作って臨みました。担当の方には苦笑されましたが・・・(;´v`) そういえばファイナンシャルプランナーとの相談の時にも資料を作っていったら苦笑されました。そんなに妙でしょうか(;´v`) なお、保険は人によって状況が異なるため、必ずしも上記の事柄が全ての人に最適な訳ではありません。念のため。勉強する際、本もいくつか読みましたが、非常にお勧めなのはこちらのサイト様です。ここだけでほぼ完結できます。 『生命保険の見直し・比較徹底研究!』