カテゴリ:ソフト開発日誌
Fedora10 の lm_sensors (正確には hwmon) ドライバ f71882fg.ko が Fintek F71858DG/F71858FG を認識しなかったので Kernel 2.6.32 から逆移植した。これで ION-MB330 (IPX7A-ION) のファン・温度センサーを Fedora10 上で認識できる様になる。
差分形式は面倒なのでそのまま Makefile と source 一式 (.tar.gz) (2009/12/6 Fintek の綴りが間違っていたので修正) をまとめておく。ライセンスは元のソースと同様 GPL だ。 インストールする前に sensor applet が動作しているならば全て止めておく事をお勧めする。sensor applet が動作している状態で kernel module の入れ替えをすると applet がクラッシュする。クラッシュすると場合によってはデスクトップ上からも取り除かれてしまう。 gcc と kernel-devel パッケージがインストールされているならば、tar.gz ファイルを展開し、展開したディレクトリ以下にて、 $ make # make install # ./sensors-detect.f71858 とすれは、kernel module を作成してインストール。lm_sensors の設定まで完了する。 ION-MB330 だと、fan2 が最初から付いているファンになる。temp は推測でしかないが、temp1=ION, temp2=core1(CPU0,2), temp3=core2(CPU1,3) になっている様だ。自分の所だと temp3=core2 の方が熱い様だ。室温は測っていないが恐らく 18 度程度で temp1=46℃, temp2=49℃, temp3=51℃ だ。 色々と大変な移植かと思っていたけど、最終的な差分を見てみれば kernel 2.6.32 の f71882fg.c と僅かな差しかない。恐らく、大きな問題を起こす様な処理変更は無いと思う。 半日程度動作させ、kernel panic は起きていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.12.06 22:13:03
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