カテゴリ:電子工作
STM32 Primer2 が故障した状況を詳しく点検してみた。基板の部品を見ると、C23, C56 に対策が施されていたものだった。C23 は積層セラミックコンデンサに Transil diode (恐らく型番はマーキングから SM2T3V3A), C56 は積層セラミックコンデンサだった。
2010.5.24 Translate this page into English. C23 の部品実装の様子(クリックで基板全体) C56 の部品実装の様子(左上は拡大画像、クリックで基板全体) Knowm problems に書かれている事が実施されている。しかし、壊れたと言う事だ。 壊れた事に気付いたタイミングも、疑問を感じた。間違って Update_Circle_OS.bat を使った後だった。本当は Update_Primer2_Circle_OS.bat を使うべきだ。間違っても、 !!! Error 203: Wrong MCU DEVICE ID: 0x10016414 と言うメッセージが表示されていた。Firmware が書き込まれることは無いはず。なのにその後応答を失った。初めは Firmware が誤って焼かれたのではないかと疑っていた。しかし、メッセージを点検しその可能性は無い事が分かった。 新しい原因を推測するしかない。下手な推測を展開しよう。 U9 L6928D がシャットダウンする時に問題が起きているかもしれない。L6928D の同期整流回路に問題があり、NMOS (LX-GND 間) の寄生ダイオード(ボディダイオード) の電流容量が小さかったとする。driver がシャットダウンしたタイミングで L2 が放電中(回生中)だった場合、寄生ダイオードを潰してしまうか、出力 MOS トランジスタを高圧で破壊してしまう可能性があるのではと思う。対策は、GND ->|- LX の様に外部にフリーホイールダイオードを配置することだ。 取り敢えず効率は悪いけど頑丈なバイポーラトランジスタでレギュレータを構成するか。 参考にしたリンク STM32 Primer2 U17レギュレーター死亡 涙目のネムイ2(STM32 Primer2壊しました) 続きの blog お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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