カテゴリ:電子工作
ダイソーで売っているグローランプを放射線検出用のデバイスとして使おうと、加工していた。その最中にグローランプを割ってしまった。PET ラミネートフィルムを張り付けた状態で、頭の平らなガラス面を押したら割れた。押し圧はそれ程高くないつもりだった。ミカンの皮に穴を開けるよりは軽い。
割れた瞬間、橙色の閃光が見えた。パンと破裂した。恐らく爆縮だろう。橙色の閃光は理由が良く分かっていない。急激な気体の移動で摩擦が起きて光ったか、内部の電極にアルカリ金属、あるいはアルカリ土類金属が使われていて、空気と反応して発火したか。電極は白く酸化した。割る前は次の様に黒色の電極だった。 割れた理由は、頭頂部に掛かった圧で発生した歪みが円筒部に分散せずに、頭頂部の縁に集中して掛かったためか。そもそも、ケース内なので押されることは念頭にない設計かもしれない。 本題を始めないと。割ってしまったついでに、グローランプには放射性物質が使われているのでは?という、話を確かめる事にした。今回割ってしまったダイソーで次の包装に包まれていたものだ。MADE IN TAIWAN と書かれている。輸入品だ。 パッケージ表 パッケージ裏 ネットを調べてみると 2002 年を境に国内では使用を中止した事が分かる。夜光時計、蛍光灯点灯管、煙感知器など日用品への放射性同位元素の利用, 高度情報科学技術研究機構 - 図3 が生産状況を示す。良くある質問, 照明学会 - Q29。 MKS-05 の蓋を開けて、β線も込みで測れる状態にする。グローランプに使うのだから、放射線を出すとしてβ線が妥当だろう。脇に割ったグローランプを置いてみた。2 分ほど計測した。0.08uSv/h - 0.09uSv/h だった。普段のバックグラウンドが 0.10uSv/h なので、それより低い値だ。手で色々と近付ける位置を変えてみたりもした。しかし、反応の変化は無かった。 自己の放射線による影響は無いデバイスだと確かめられた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.05.29 22:49:39
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