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カテゴリ:電子工作
秋月電子でジャンクとして買った AC アダプタ NAGANO JRC SQ2N80W19P-00 を富士通のノートパソコン用電源として使っていた。出力 19V 4.22A で DC プラグは互換性があった。アダプタ本体の形状もよく似ている。
NAGANO JRC SQ2N80W19P-00 ![]() 富士通ノートパソコン付属 AC アダプタ ![]() SQ2N80W19P-00 を毛布の下になった状態で使ってしまった。気づいたときには出力が出ていなかった。触れないほどに熱くなっていた。プラスチックケースなので熱が伝わりにくいはず、それでも持ち続けるのは困難だった。表面温度は 60 ~ 70 ℃ くらい? 冷え切った状態で電源を入れても、出力は 0V のまま。中からノイズ音は聞こえず、AC プラグ側は 1~2MΩ 程度の導通有りの状態だ。外観に大きな変化が有った。銘板ラベルが熱でまだら模様に膨れていた。 ![]() メインヒューズは切れていない。他の部品が不可逆的に壊れたのは確かだ。抵抗、コンデンサ、半導体パッケージが焼けた様な臭いはしない。小さい部品の可能性もある。 分解することにした。外装のプラスチックケースはお好み焼き返しで簡単に開いた。はめ込み部分に接着剤を付けていなかった。 ![]() 中からシールド板が貼られたユニットが出てくる。上下のシールド板を無理矢理剥がした。歪んだ状態になる。歪まない様に丁寧に剥がすなら、シールド板を固定している充填(接着)剤をカッターナイフで切り離すと良いだろう。 ![]() シールドケースと基板は半田付けで固定されている。下の画像で左右に伸びたしゃもじ形状の先端が基板と半田付けされた箇所だ。 ![]() 半田付け箇所を見てみる。丁寧に折り返しされている。半田除去、折り返し戻しをして外す。 ![]() プラスチックシートをほぼ溶かさずに半田除去できた。ここまで分解すると、もう戻すことは無いのに。 ![]() 脇のトルクスネジを T-6 ピットで回して外し、引っかかりがある充填(接着)剤を切ると、中の基板を押し出す様に外せる。 ![]() プラスチックシートを外して基板を見てみる。特に焼けり、破裂した様な部品は見当たらない。異臭も無い。 挿入部品面 ![]() 表面実装部品面 ![]() 1 次側で Active PFC を構成している様だ。PFC 用トランジスタ(FET)と出力トランジスタ(FET)の周辺の配線・部品状態と、ヒューズの様な保安部品を探す事にした。 出力トランジスタの脇に温度ヒューズを見付けた。充填(接着)剤を剥がしてみると N5F と刻印されている。刻印から 250V 136℃ 定格の温度ヒューズだと分かった。タムラ製だ。 ![]() データシートを読んでみると、切れると復帰しない不可逆部品だと分かる。これが切れているのだろうか?周辺回路を含め調べてみる。ヒューズが切れていた。高温になったら、ヒューズが切れてゲートを駆動する信号が途絶える仕組みになっている。 2017.8.1 回路図修正 FET source から電流センスラインと思われる回路が見つかったので追記 ![]() IC 内の過熱保護が働く前にヒューズが切れたの? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.08.01 11:23:37
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