カテゴリ:電子工作
秋月八潮店で出物コーナー扱いにあった半田吸い取り器のことを調べていたら エンジニア製の吸い取り器 の先端にシリコンチューブが被せてあるのを見つける。使いやすそうだなぁ。と思い HAKKO SPPON No.20G の先端に似たようなチューブを被せてみることにした。
先端形状を測定して、合いそうなシリコンチューブをホームセンターで探す。 先端形状から、{内径mm, 外径mm}= {3, 5}, {4, 6}, {5, 7} を買う。3 種類のうち {5, 7} が丁度良いことが分かった。チューブをノズルに差し込む時に広がる程度のキツさだと切れやすい。テーパーが広がった奥の部分に丁度はまる程度の内径のチューブが良い。 値札に書かれていた使用温度範囲は -30℃ から +150℃ だった。半田ごての温度と比べると低い。試したところ 30W(ブースト 130W) の半田ごての先端を当てても溶けたり変質しない。 値札の情報から 三洋化成シリコン チューブ で見つかる製品だと思う。 シリコンチューブを見つけたホームセンターでは水道ホースや冷却水循環ホースと同じ所で売られていた。考えてみると配置場所が悩ましい製品だと思う。機械向けのベルトや油送用ゴムチューブ、食品工業向けのシリコーン、ポリエチレン素材、実験器具とか。見つからなければお店の人に聞くか、通販が良いのかも。 お値段は少し高め。次はそれぞれ 1m 買った時のレシート、使っている半田吸い取り器に合ったチューブを狙って買えば 500 円に収まるだろう。 1m あれば使っていてボロボロになっても 50 個程度は切り出せる。十分な長さだろう。 先端に {内径 4mm, 外径 6mm} の細いチューブを嵌めて試すのと、先の画像のように {内径 5mm, 外径 7mm} のチューブを嵌めて試すことをした。細いチューブだとチューブが切れやすく、先端と吸い取り器シリンダー内の詰まりも起きやすい。僅かな吸い込みの良さと引き換えになる使い勝手は悪い。 作業の出来映えを見てみる。前の日記で PC マザーボードを探した 動機はシリコンチューブを試したかった。○を付けたところが作業をしたランドだ。全て電解コンデンサの足だ。 半田ごてで温めながら部品引き抜き、追い半田、半田吸い取り器で吸い出し、清掃の順で作業して次の様になった。チューブ径を変えてみて作業をしている。チューブが太くても、吸い取り結果は大きく変わらない。 作業をしてみると、1 度目でおおよそ吸い取りきれる。1 度目で吸い取りきれなかった半田も 2 度目に追い半田をしなくても、吸い取れることに利点を感じる。今までは追い半田で再挑戦か、半田吸い取り線で取り除くかだった。 シリコンチューブの先端は出し過ぎるとノズル先端部分やシリンダー内で詰まりやすくなる。最大で 3mm 出すのが良いだろう。2mm で吸い込みが良くなる。長さと使い勝手はかなり繊細な関係だ。 まめな清掃をすれば、半田吸い取り器のもどかしかった使い勝手はかなり良くなる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.12.24 11:01:18
コメント(0) | コメントを書く
[電子工作] カテゴリの最新記事
|
|