2020/11/11(水)01:17
窓開放で授業 - 新型コロナウイルス流行中の予備校
ビルのフロアに予備校が入っていた。新型コロナウイルス対策で扉を開放状態にして授業をしていた。トイレに向かう途中の廊下で板書の音と先生が話している声が聞こえてくる。
この場所まで来て座って授業を受ける。どんなことが達成されるだろうか? ネット予備校があるし、Youtube にも予備校・進学塾コンテンツは文系・理系ともかなりある。
昔ながらの参考書を読みながら勉強をする方法もある。今では古流になったのかな?
板書をチラ見、うん、大分歳を取ったのか直ぐに頭に入ってこないぞ...
何だろうな。ここで板書を録る力、大人になって役に立つだろうか? 大人になって必要なのはパワポを書く力かなぁ。
パワポじゃ無いな。仕事ではおおよそ多くの対話場面で、板書なんて無い。言葉が飛び交うだけだ。ソックリ書き写せば良い黒板の文字も図形も無い。会話を乱さず、短時間に多数の人に伝えるために図やフレーズを書いていく、あるいは自分用のメモに書いていく。そんな力は付いていくだろうか。
対面なのだ。質問したり、その答えを聞いてみたり、出来るのに。授業を聞いている中で、「分からない」、「別の考えがあるのだけど」、「何か話が飛んだような、そんな突拍子も無いこと思いつくかな」、「この理解で正しいのだろうか」と思う事は良く有るはずだ。
短時間で内容を整理して、短いフレーズで質問をしてみる。意外と難しいことだ。そういった訓練が出来るのは生徒や学生のうちなんだけどな。教室は先生の声以外聞こえてこない。
頭の回転がどうしても遅いかもしれない。授業で質問をする機会を逃してしまう。自分もそうだ。そんなときは人よりも遅くても良い。項目リスト、表、図、グラフ(グラフ理論で出てくるノードと線の図)、描けるのだった漫画でも良いかもしれない。ゆっくり整理してみる。そして、少し引いて全体を眺めてみる。全体を覆うようなモヤモヤが見えてきて、一つ二つくらいに纏まる。疑問点や解決方法が見えてくる、そんなことが多かった。
で、受験で点数が取れるのかって? 多分取れない。
働き出したら、点数よりも取らなくてはいけない事柄が多く、続いている。そのための力を付け損ねたかな。