ふるた技工所(てっこうしょ)

2021/02/01(月)00:08

普通に使えるのは Super Speed 3 port + High Speed x (3 + 1) port かな - ハードオフジャンク 税込 330 円 スイッチ付き HUB

修理記録(57)

前の日記の続き、ハードオフで買ったジャンク 330 円スイッチ付き HUB を調べてみる。そのままでは Self Powered で使えず、High Speed の HUB tree 構造からして規格通りに使える port は Super Speed x 3 + High Speed x (3 + 1) だった。 DC in jack を取り外して周辺回路を調べてみる。この jack は戻さず center 2.1mm jack を外出して取り付ける予定だ。 VBUS line を調べてみた。DC in jack の周辺に未実装の抵抗があった。抵抗が無いので、DC in jack に AC アダプタを繋ぐと self power を上手く供給できないことが分かった。UFP の VBUS と衝突する。 VBUS line の PDF 回路図 DC in jack の +5V は内部回路と各ポートの VBUS スイッチに直接繋いであった。DC jack に何も繋いでいなければ、VBUS になにも影響は無い。 Jack out で P channel MOS FET を pull down して UFP からくる VBUS 電源を直通さる。Jack in で P channel MOS FET を pull up して、UFP から VBUS をダイオード経由で取り入れ、Jack からくる 5V はそのまま内部回路と VBUS スイッチへ入ってくる。 各 port の VBUS は alternate push switch で on/off し、LED で on/off を確認できる様にした回路だった。最も簡単に作られた回路だ。 未実装だった抵抗を取り付ける。半田付けをもう少し綺麗にすれば良かったか。UFP から来る配線の半田付け部分とシールド線剥き出し部分は高周波ワニスを塗り絶縁する。 High Speed HUB contoller 周りの構成を調べる。D+, D- ペアラインを追う。 VL812 の High Speed port1 端子から FE1.1 の上流側へ入り、FE1.1 の port1 が Super Speed port1 へ戻されていた。 ブロック図に書き起こしてみる。うーん、これだと規格違反だなぁ。規格に抵触しない使い方は、Super Speed port P1 を Super Speed で使わないことだ。 Super Speed と High Speed は 2 階建て構造なので 1 階部分の High Speed と 2 階部分の Super Speed はある程度独立している。もしかしたら、何事も無く動く? 調子よく使いたければ、この日記の一番初めに出した画像の通り、真ん中の Super Speed port に Super Speed device は繋がない方が良い。黒いコネクタのマウス・キーボードを繋ぐのが無難だ。あるいは、Micro B conecctor が出ている少し古めのスマホを繋いでおくのが良さそうだ。 PC に self powered HUB として申告しているのだろうか?

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