カテゴリ:ソフト開発日誌
HP ProBook 450 G9 のRAM メモリを 8GiByte から 32GiByte へ増設した。ネットブラウジング程度の作業では体感は全く変化がない。恐らく office アプリケーションを使った作業も変化を感じることは無いだろう。
![]() 作業後 3 週間程度が経過し、問題が出ていないので作業をまとめておく。 注意: 作業は慎重にする必要がある。力の加えすぎ、不完全な取り付けは構造を壊してしまったり、電気的な損傷に至る可能性がある。この記事通りの作業で成功することは保証できない。 HP から英文でメモリ増設を含む保守作業を行うためのマニュアル ProBook-450-G9-MSG.pdf(リンク先はブルガリアにある代理店だと思われる)が出ているので参考にして欲しい。 ![]() RAM メモリは Crucial の CT16G4SFRA32A (DDR4-3200, 1.2V, CL22, 16GiByte) x 2 を使用した。 元々入っている 8Gibyte のメモリは外す。Crucial のサイトとIntel の Core i5-1235U の仕様には 64Gibyte までサポートすると書いてある。今回はHP が示している仕様上限の 32GiByte 増設とした。 ![]() 2 枚組として売られているのを使うのが理想だと思う。今回は同時に購入して仕様が揃っていることを期待して、1 枚を 2 個で買うことにした。 ![]() 一番初めの作業は Windows を「シャットダウン」する、AC アダプタ接続ケーブルを外す、外部接続器機を全て外す。電源 LED は見にくい、本当にシャットダウンしたか良く見る必要が有る。 ProBook 450 G9 のメモリを取り付け・取り外しするには裏蓋を開ける必要がある。精密ドライバーセットと樹脂製のへらを使った。どちらもホームセンターで入手できるものだ。 ![]() 精密ドライバーは一番大きい + ドライバーを使う。へらは裏蓋を引っかけで止めている箇所を外すために使う。傷を付けないようにへらを使を使った方が良いだろう。 見えているネジを外す。隠しシールやゴム栓などは付いていない。手前側のネジは斜めに付いているので、ネジを舐めないように注意する。長さも違う。作業中の保管、取り付け位置に注意する必要がある。 ![]() 裏蓋の爪はヒンジ側も含めて全周に渡って付いている。次の画像を参考に外す箇所を検討して欲しい。 ![]() 裏蓋を外すとプラスチックフィルムでカバーされたメモリが見える。 バッテリコネクタを外しショート時の破損を防止する。メモリ取り付け後はバッテリコネクタを元に戻す。自分はバッテリコネクタを外さずに作業してしまった。 ![]() 画像に DIMM1 (left), DIMM2 (right) と有るのは UEFI 診断プログラムで示される位置だ。電源 ON をした時に [F10] キーを押して UEFI 操作画面に入ることができる。System Information で各種デバイスの認識状況を確認できる。 ついでに NVMe SSD も見ておこう。M key (PCIe) 接続の SSD だ。WD のサイトを見ると PC メーカー向けの製品 SN740だった。 ![]() メモリ交換作業を続ける。フィルムをめくると元々付いていた 8Gibyte のメモリが見える。ソケットを介した接続だ。 ![]() メモリの裏を返すと、SAMSUNG のシール M471A1G44AB0-CWEが見えた。メーカーサイトをみると生産終了となっていた。アフターマーケット向けでは無い? ![]() メモリソケットの近くに謎のスイッチがある。機能を確認していない。裏蓋を開けたまま起動すると何かの変化が起きるかもしれない。裏蓋は閉じた状態で起動した方が良いだろう。 16Gibyte x 2 のメモリを取り付ける。次の画像右側のメモリは正しく取り付けられていない。メモリの端子がソケットの押さえ金具の根元の部分まで出てしまっている。左側のメモリのように奥まで押し込んで 1mm 程度見える程度が正しく取り付けられている状態だ。 ![]() メモリ取り付けを済ませたら、バッテリコネクタを接続する。裏蓋をはめ込み、ネジを締める。 AC アダプタを接続、電源 ON、直後から [F10] キーをポンポンと押し続け UEFI メニューを出してメモリ認識状況を確認した。ここからの詳細手順は長くなるので、別の日記に書こうと思う。 ネットブラウジング程度の作業では 32Gibyte にメモリを増やした実感はない。NVMe SSD が十分に早いので Page In/Out が多く発生していても操作感に影響が無いのだろう。 ProBook 450 G9 でコンテンツ作成をしたり、開発作業をしたり、仮想マシンを抱かせたり(今時はコンテナかな)、そんな使い方を将来するかというと... 自分が使った歴代のノート PC では野良サーバーを担った 1 台だけだったか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.22 02:47:49
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