カテゴリ:ソフト開発日誌
HP ProBook 450 G9 は企業向けに企画された製品なのか Secure Boot が on になっている。わざわざ off にすると面倒なことが起きそうだ。メモリ診断でよく使われる memtest86+ を使うのは諦めて、UEFI に備わっているメモリ診断機能を使うことにした。
操作を含めたメモリテスト時間は 32Gibyte 実装時で 2 ~ 3 時間程度なので、AC アダプタを接続する。 UEFI メニュー(旧来では BIOS セットアップと呼ばれる機能)を使うには Windows を「シャットダウン」をする。電源 ON をした直後から、[F10] キーをポンポンと押す。 次の様なスプラッシュ画像が表示される辺りで [F10] キーを押していることが認識される。 UEFI メインメニューが表示される。キーボード操作とタッチバッド操作が可能だ。キー操作はブラウザをキーで操作するのとほぼ同様な感覚でできる。カーソルキー、Enter キー、ESC キーを使う。タッチバッド操作は位置(あるいは移動量)精度が悪く操作に苦労する。 System Information を選択し、主要デバイスの認識状況を確認する。ここで意図した通りのメモリ容量が確認できる。 もし、容量が意図と違っているなら、Show Advanced System Information を選択する。Advanced System Information 画面が出るので、Memory Icon を選択する。 キー操作またはタッチバッド移動+クリックで DIMM1, DIMM2 を選択して接続されたメモリモジュールの概要を表示できる。 DIMM2 側を表示すると次の様になる。 もし、何も表示されないなどの異常がある場合、メモリモジュールとソケットの接続を確認する。 有名メーカー製のメモリであれば、認識が正しいという確認でも十分だと思われる。さらに念入りにアクセスを伴う確認を進める。 UEFI メインメニューに戻り、System Diagnostics を選択する。 歯車とスパナを重ねたアイコンの System Tests を選択する。 メモリテストだけ行うので Custom Test を選択する。 Non Interactive を選択する。メモリテスト中はキー操作、何かのデバイスの接続・切断、マイク・ヘッドセットなどの聴感を使った確認は無い。 テスト項目 Memory Fast Test, Memory Quick Test, Memory Extensive Test にチェックを付けて、Run Selection を選択する。恐らく Extensive Test が Fast Test, Quick Test を包含していると思われる。メモリのアクセスパターン依存で見つかる不良もあるので 3 項目を選択した。 Memory xxx Test: Test in progress と表示される。"*" と "." で表示されたバーが個別の進み具合を示す。次の画面で残り時間が 2 時間 32 分 44 秒と表示されているのは、選択したテスト項目全てに掛かる時間だ。自分が試した時は 2 時間 32 分も掛からず、昼食準備~終了~食器片付け程度の間に終わっていたので、ほぼ 2 時間で終わっている。 テストが完了し問題が無ければ次の様に PASSED 表示になる。テストされた容量は 32Gibyte 実装時に 31.4GB と表示された。恐らくビデオメモリとコンベンショナルメモリ(古の DOS 領域として使われた場所)の分が差し引かれていると思われる。 テストが完了したら UEFI メインメニューまで戻る。診断した結果を起動設定に反映する必要は無いので、Ignore Changes and Exit を選択して、通常起動をする。 PASS ID、Serial Number が PASS 結果に表示されている。恐らく HP のカスタマーサポートに連絡するための文字列だと思われる。サポートが必要になった場合、色々と説明するより、文字列を読み上げた方がスムーズに対話を進められるはずだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.22 22:49:46
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