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カテゴリ:本・CD
征韓論から西南戦争の結末までを綴る長編小説全10巻近頃はめっきり冷え込んで雪が舞ったりと、温暖化はどうしたッ!?というような天候ですね。(^^ゞさてさて、先日、池波正太郎の「人斬り半次郎」を読んでいることを書きましたが、サクサクと幕末編と賊将編の全2冊を読み終えました。 薩摩郷士で通称唐芋侍の中村半次郎が初の陸軍少将・桐野利秋(改名)として華々しく立身出世、しかし最後は西南戦争で万策尽きて没するまでの太く短い生涯が、情感あふれる薩摩弁を交えながら綴られていました。 この歴史小説は人斬り半次郎こと「桐野利秋」の生きざまを描いた作品でしたが、続けて同時代の作品をもっと読んでみるか!と思い、次に手にしたのが、写真のとおり、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」です。 まだ1冊目の3分の1ほど読み進めた程度ですが、桐野ももちろん登場してきています。作者が異なれば、同時代の同じテーマを扱っても登場人物達の描き方も変わるはずで、そんなところも愉しみに読んでいきたいですね。全10冊の長編モノなので、じっくり少しずつ読んでいこうと思います・・・。
そう言えば、司馬遼太郎の作品を読むのも昨年の4月以来でした。前に読んでいたのが、第15代征夷大将軍・徳川慶喜を描いた「最後の将軍」。これも中々おすすめですよ。進退窮まった難しい立場に置かれた最後の将軍、慶喜の生き方にちょっと共感できる部分もあるんですよね。 最後の将軍〔新装版〕 また、昨年の今頃は、幕末から維新にかけての動乱期に対峙した藩主らの悲喜劇を描いた短編4作品が収まった「酔って候」を読んでいました。土佐の山内容堂、薩摩の島津久光、伊予宇和島の伊達宗城、肥前の鍋島閑叟という個性豊かな御殿様たちを描いた作品でこちらもおすすめです。 酔って候〔新装版〕 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 4, 2009 10:07:40 AM
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